
近頃、WEB会議を行う機会が増えたと感じているビジネスパーソンは多いのではないだろうか。今後、ますます在宅勤務などのテレワークが増えていく中、家とオフィス間のWEB会議は当たり前になる日は近いと考えられる。
しかし、このWEB会議を実際に行ってみると、目線の位置や音声の聞き取りにくさなど、戸惑うことも多く、会話に集中しにくいこともある。
そこで、WEB会議サービスを提供する会社の担当者に、WEB会議の際に、うまく会話をするコツを教えてもらった。
■WEB会議のよくある悩み
WEB会議・テレビ会議のシステムを提供している株式会社ブイキューブのマーケティング担当 佐藤岳さんによれば、次のような悩みの声をよく聞くことがあるという。
「私の知人の話ですが、オフィス内でテレビ会議をする際に、カメラが大型ディスプレイの上に設置されており、特に意識していないのですが自然とカメラに視線を合わせるために上を見上げてしまうことになり違和感を感じることがあるそうです。通常、目線は相手と同じ高さで話すため、心理的に違和感があるようです。確かに、こういった悩みは多いです。
また、無料のオンライン対話ツールは、音質が悪く聞き取りにくかったり、音と映像がズレたりするため、会話がしにくいという声もよく聞きます」
実際、筆者もWEB会議を実施した際、どこに目線を合わせていいか分からず、会話に集中できないことが多々あった。
佐藤さんによれば、音質や画像とのズレの問題は、有償のツールを利用することで解消されるという。しかし、どこを見ていいかわからないといった「会話の違和感」問題は残る。