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Googleの3D技術Tangoに対応した『ZenFone AR』の実力チェック

2017.05.29

■連載/石野純也のガチレビュー

 まるで人間の目のように、画面に映し出された物体や形式を認識する機能――それが、グーグルの開発した「Tango」だ。いわゆる一般的なカメラに加え、赤外線カメラやワイドカメラで、物体の位置や形状、動きを捉え、3Dデータに置き換えることができるというのが大枠での仕組み。これによって、カメラに映し出した家具の上にデジタルデータのオブジェクトを配置し、ゲームを楽しんだり、目の前にある物体の3Dデータを作成したりといったアプリを利用できるようになる。

 元々、Tangoは「Project Tango」としてグーグルで開発が進められ、2016年のCESでは、レノボが製品化をすることが発表された。第一弾の端末は、同社の「Phab 2 Pro」だ。一方で、Tangoは、Androidなどと同じプラットフォームとして展開されるため、他のメーカーもこれを利用できる。今回レビューする、ASUSの「ZenFone AR」も、その1つだ。


グーグルのTango対応初のスマホとなる「ZenFone AR」

※本製品はエンジニアリングサンプルのため、実際に日本で発売する製品とは仕様が異なる可能性があります。

■Tango対応ながら、外観は“普通のスマホ”

 ZenFone ARは、スマホとしては初となるTango対応端末になる。レノボのPhab 2 Proが、その名の通り、スマホとタブレットの中間にあたる“ファブレット”だったのに対し、ZenFone ARは形もサイズも、スマホの枠内に収まっている。Tangoのような先進的な機能に対応していながらも、背面のカメラ部分を見なければ、それと気づかないほどだ。スペック上は、ディスプレイサイズが5.7インチ、サイズが高さ158.98mm、幅77.7mm、厚さ4.6~8.95mmで、画面がやや大きいことを除けば一般的なスマホの範疇に収まっている。


厚さなどのサイズ感は、一般的なスマホと大きくは変わらない

 実際、手に取っても、Tango対応だからという特別な何かは感じられない。普段使いのスマホに、そのままTangoが入った印象を受ける。ハイエンドモデルとしては珍しいが、背面は金属ではなく、マットでザラッとしたテクスチャーの入った樹脂素材になる。少々画面が大きいが、この素材のおかげで、片手で持っても指が滑りづらいのはメリットと言えるだろう。金属やガラスのような高級感はない一方で、廉価モデルのようなチープさはない。同じような素材に飽きた人にとっては、新鮮に感じられるかもしれない。


背面はレザーのような質感を再現した樹脂素材

 バックキーや履歴キー、ホームキーは、Android端末では一般的な画面内のソフトウェアキーではなく、下部中央に物理的に押し込むことができるホームボタンを備え、その左にバックキー、右に履歴キーがセンサーとして埋め込まれている。分かりやすく言えば、Galaxy S7 edgeまでのGalaxyに近い仕様だ。ただし、バックキーと履歴キーの位置はAndroid標準、Galaxy基準では左右が逆となる。Androidに慣れている人には覚えやすい配置である一方、利用頻度が高いバックキーが左にあるため、右手で持った際に少々指が届きにくいのはネックとなる。筆者の感覚では、Galaxyの方が操作はしやすい印象を受けた。


Android標準の3キーは、ハードウェアキーとして搭載

 ホームボタンは指紋センサーを兼ね備えている。精度も高く、指を押し当てると画面のロックはすぐに解除される。一方で、残念だったのが、画面を点灯させるために、ボタンを押し込まなければいけない点。ホームキーに指をサッと当てて解除できると、よりスピーディに操作できる。もちろん、慣れもあるため一概には言えないが、押し込みを必要としない機種も増えているため、設定で変更できればよかったのかもしれない。

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