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2017.05.26

出張先で熟睡できない人必読!ホテルでぐっすり眠る5つのコツ

 出張や旅行の当日。早朝に起きて準備をして移動した先でも精力的に動き回り、身体はそれなりに疲れているはずなのに、宿泊先であまり眠れなかった経験はないだろうか。一部の人々にとっては積年の疑問だったこの件が今、ようやく解明されたようだ。

■“違う枕”で熟睡できないのは当然だった

 米・ロードアイランド州のブラウン大学の研究チームが先日、学術誌「Current Biology」で発表した研究では、初めての場所の“違う枕”で眠った時の脳の働きが詳細に分析されている。違う枕ではあまり良く眠れないというのもそのはず、脳の半分は起きているからだったのだ。

 実験は35人の実験参加者に研究室で数日間宿泊してもらうかたちで行なわれた。参加者には毎夜の就寝時に、睡眠中の脳活動を測定され、いびきや呼吸の乱れなどを記録する睡眠ポリグラフィ検査を受けた。

 研究チームが注目したのは実験初日の“初夜”の睡眠状態である。初めて研究室で眠った際、いずれの参加者も脳の左半球が睡眠時とは思えないほど活動していることがわかったのだ。一方、脳の右半球は通常の睡眠時にみられる低い活動状態であったという。

出張で熟睡できないのは当然だった!ホテルで良い眠りに就くための秘訣5
Live Science」より

 イルカやクジラなどの海洋哺乳類は人間のように完全に意識をなくしてぐっすりと眠ることはなく、左右の大脳のうち片方を交互に休ませる「半球睡眠」で眠っており、睡眠中でも我が子の動向を監視したり、ゆっくり泳いだりすることができるといわれている。基本的に人間がこの半球睡眠をとることはできないが、初めて訪れた不慣れな場所で眠るときだけは、この半球睡眠に近い状態になるということが今回の研究で指摘されることになったのだ。付随して行なわれた睡眠中の音に関する実験では、脳の左半球を刺激する右耳から入る音のほうが目覚めやすくなるという結果も出ている。敏感な脳の左半球をいかに休ませることができるのかが、質の高い睡眠のカギを握っているようだ。

「我々の脳はおそらく、イルカやクジラの睡眠システムのミニチュア版を備えているのです」と研究論文は言及している。これまで訪れたことのない場所で眠ることは、自室や馴染みのある場所で眠るよりもリスクの高い行為であることは確かだろう。そこで脳の左半球は睡眠時でも起きて“寝ずの番”をしているのである。初めて泊まるホテルで熟睡できないのは、ある意味で当然であったことになる。

 そしてこの脳の左半球と右半球の活動の差が大きいほど熟睡できずに浅い眠りとなる。また、筋肉修復のためのホルモン分泌が鈍り、睡眠中に溜め込まれるグルコースの量も減ることから、新しい環境での睡眠は疲れがとれにくいものになるのだ。

 だが安心してほしいのは、これは“初夜”だけの現象で、2泊目の就寝からは脳の左半球の活動も低下し、ぐっすり眠れるようになるということである。したがって連泊する旅などでは、2日目の夜に長めに睡眠をとって疲労回復に努めるのがよさそうだ。比較的長期の出張や旅などを計画する際に、枕が変わった最初の夜は眠れないものだと頭に入れておくことで、無理のないスケジュールが立てられるのではないだろうか。

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