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女性の活躍を妨げる〝行き詰まり〟男性社員の特徴

2017.05.23

■不満を解消するために

 処理能力が低いがために、会社から認められない。その不満や怒りを解消するために、弱い相手をバカにしたり、いじめたりする。ターゲットの1つが、家庭にいる妻や子である。もう1つは、20~30代前半までくらいで、おとなしい社員だ。

 それでもなおも不満であるときに狙うのが、同世代で、処理能力が高く、上司から高く評価されている女性だ。特に攻撃がエスカレートするのが、上司が高く評価をしているものの、上司に媚びることなく、ひとりで生きていこうとする女性だ。「行き詰まった男性社員」は、このタイプの女性のバック(支援者)には、上司がいないことを見抜く。自分に反撃できないとかわっているからこそ、女性を攻撃をして、活躍できないようにする。

■嫉妬心や妬み

 なぜ、「行き詰まった男性社員」は優秀な女性を狙うのか。強い嫉妬心、妬み、激しい怒りがあるからだ。自分の立場やメンツ、ポジションなどが失われると察知しているからだ。最近は、女性の管理職や役員を増やそうとする機運が強いから、一段と妬みの対象となる。脅威と感じるから、先に手を回し、女性の台頭を阻止する。

 例えば、上司に「あの女性は裏で、この部署のことを批判していますよ」とそそのかし、女性に悪感情を持つように仕向ける。女性がいないところで、「彼女がもっときちんとしてくれていたらなあ…」と些細なミスを大きなミスにして騒ぐ。こういうことの繰り返しで、女性を孤立させていく。優秀な女性は男性のこういう醜い部分を冷めた目で見ているだけで、反撃をしない。その結果として、「行き詰まった男性社員」は調子に乗り、女性の活躍の場を奪う。

 優秀な女性の敵は、行き詰まった男性社員だ。30~50代の男性社員の半数以上は、この範疇に入る。

 ここまでの流れや分析は、私が会社員の頃に数えきれないほどに見てきた光景だ。取材先でも、特に大企業・中堅企業などで見聞きする。現在、「女性の管理職を増やす」ために、労働時間を減らしたり、有給休暇の消化率を上げたりして、育児休業などの環境が整備されている。

 しかし、男性・女性に限らず、社員を昇進・昇格させるためには、人事権を握る管理職や役員の考え方にもメスを入れないといけない。そのことができていないと、優秀な女性は浮かばれないはずだ。あなたの職場に、女性の台頭を認めない男性はいないだろうか。

文/吉田典史

ジャーナリスト。主に経営・社会分野で記事や本を書く。近著に「会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ」(KADOKAWA/中経出版)。

■連載/あるあるビジネス処方箋

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