
経済状況の影響を受けるのが、お小遣いの額。高校生にもなると、友達付き合い、趣味、ファッションにお金をかけたくなるものだが、最近の高校生のお小遣い事情はいかがなものなのだろうか。昔と比較して変化が見られるのだろうか?
SMBCコンシューマーファイナンスが昨年「金融経済教育活動セミナー」に参加した都内高校生1000名に、お小遣いなど月々に自由に使えるお金に関する調査を実施したところ、7割弱の高校生が、月々に自由に使えるお金が1万円未満と答えたことがわかった。
まず、「一か月に自由に使えるお金(お小遣い・アルバイトなど)はいくらですか?」と質問したところ、1位は「~5000円」(38.0%)、2位は「5000円超~1万円」(24.1%)、3位は「1万円超~2万円」(8.9%)という結果になった。男女別の結果を見ると、4割弱の男子高校生の月々に自由に使えるお金が「5000円以内」。一方、女子高校生のおよそ5人に1人は、月々に自由に使えるお金が「5千円超~1万円」という結果となった。
■月末が苦しくなる女子高校生が5人に1人
次に、「使えるお金の月末の状況は、どうなっていますか」と聞いたところ、1位「ぎりぎり足りている」(42.0%)、2位「十分に余っている」(40.2%)、3位「余らず困っている」(17.8%)となった。男女別のデータでは、4割強の男子高校生が「十分に余っている」と回答したのに対し、4割強の女子高校生が「ぎりぎり足りている」を回答。また、月末になると、自由に使えるお金が「余らず困っている」女子高校生はおよそ5人に1人の割合でいた。