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2017.05.18

〝スマイル0円〟は身体に悪い?仕事のストレスから身を守る11の方法

 昨年末、地方テレビ局の天気予報でキャスターの女性が生放送中に突然泣き出してしまうハプニングがあった。感動のシーンやドラマを扱うテレビ番組でゲストの芸能人が流す涙は珍しくないかもしれないが、テレビの生放送中に番組スタッフが涙を流すというのは、やはりめったにないことだろう。しかしながら日々多くの人間が集うオフィスでは、あまり目撃したくはないものの、いろんな理由で共に働く者が流す涙を目にすることもある。多くの場合は予期せずして目にしてうろたえてしまう“職場での涙”をどう理解し、どう扱えばよいのだろうか。

“スマイル0円”はカラダに悪い!?精神的消耗から我が身を守る秘訣11

■“職場での涙”は今後普通のことになる!?

 新しい職場環境に対処するための自己啓発本『It's Always Personal: Navigating Emotion in the New Workplace』(アンネ・クレマー著、2013年刊)によれば、過去1年において女性の勤労者の実に41%は職場で涙を流した経験があるという。一方で男性勤労者の場合は9%だ。もちろんできることなら涙を流すことなく仕事に勤しみたいのだと思うが、結果的に女性にとって“職場での涙”はわりと身近な現象であるということになる。

 勤務中に舞い込んできた突然の訃報や悲劇的なニュースの反応ならいざしらず、仕事に起因するこの“職場での涙”は、やはり周囲からはおおむね不評のようである。その理由はやはり、泣くことは個人的な感情に襲われていると見なされることであり、ビジネスの現場という公の場所には相応しくないという認識が支配的であるからだ。

 大人数のオフィスでは、仕事の上で何か嬉しいことがことがあって突然叫ぶ者がいたり、ひと組のグループから歓声があがったりすることもあり、直接関係ない者にとって気は散るかもしれないが、気分を害することはあまりなさそうだ。しかし一方で、職場の誰かが泣いているとすれば、たいていは思わずギョッとしてしまうだろう。職場での涙は周囲にネガティブな印象を与え、気持ちを“引かせて”しまいがちだ。そしてこの泣いている同僚は、ほとんどの場合が女子社員なのだ。

“スマイル0円”はカラダに悪い!?精神的消耗から我が身を守る秘訣11
The Atlantic」より

 確かに生理学的に女性は涙を流しやすい。女性ホルモンの一種で母乳の分泌を促進するプロラクチンは、同じく涙の分泌も促す働きがあることがわかっている。また涙の通り道である涙管が、男性よりも女性のほうが概して細くて短いため、涙を溜めておくことができずすぐに溢れ出てしまうということだ。そして心理学的にも、女性が泣く理由は悲しいからだけではない。無力さを痛感した時、希望が見出せなくなった時、問題に対処する手段が何もない時などにも女性は涙を流すという。つまり悔し涙も多いのである。

 涙が多いということは、女性の“涙の価値”も下がってしまっているということだ。これは自ずから男性にとっては有利に働き、めったに見ることのできない“男泣き”は同情を誘い、泣いている男性をより情け深い人物へと仕立て上げるのだ。その一方で女性は人の助けを請うために意図的に泣いているのだという印象を持たれてしまうこともあり、女性の立場をますます悪いものにしているようだ。しかしほとんどの女性は決して意図的に泣いているわけではなく、どうすることもできない生理的反応として、そこが職場であっても涙を流すのだ。これに何かうまい解決策はあるのだろうか?

「The Atlantic」の記事によれば、職場で泣いている人がいるのは異常事態でも何でもないことであり、慣れていくしかないということだ。人の涙を必要以上に気にする必要もないし、自分が泣きたいときも無理に抑え込まなくてもよいということである。今日の高度情報化社会で、ビジネスの現場は産業史はじまって以来の空前のストレスに日々晒されているといわれている。それでも組織一丸となって仕事を進めていかなければならない中にあっては、感情を素直に吐露できる“笑いあり涙あり”が許される職場環境が一部で確実に求められていそうだ。

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