つけすぎた時は、洗い流すかウエットティッシュなどで拭き取るといいそうだ。
津曲さん「つけすぎないようにスプレーを半押ししてしまう方がいらっしゃいます。しかし、フレグランスはミスト状に広く薄くまとったほうが自然に香り立ちますので、肌から15cmくらい離してワンプッシュ押し切ってください」
食事の席など、香りを控えめにしたい場合は、足首など腰より低い場所につけると、ほかの香りを邪魔しないという。
津曲さん「また、仕事中に気分を上げたい時には、気分を高揚させる効果があるシトラス系(レモン、グレープフルーツなど)の香りもおすすめです。選ぶ時はつけたての香りではなく、約30分後の肌になじんだ香り(ミドルノート)で判断しましょう」
最後に一番気になるデートシーンでの使い方について聞いた。
津曲さん「肩にまとうと、香りの印象をしっかりアピールでき、ジャケットを着たり脱いだりする時にも香りが自然に広がります。女性が寄り添った時にフレグランスがやさしく香り立ち、包容力を演出してくれますので、試してみてください」
《シーンで選ぶフレグランスチャート》
フレグランスを上手に使うコツは、気分やシーンに合った香り選びにある。横軸は、ビジネスに寄るほど、落ち着きのある香りで、カジュアルに行くほど爽やかな香りになる。縦軸は、香りの奥深さを表わす。相棒選びの参考にしてほしい。
■新作でおすすめはこの1本
メゾン フランシス クルジャン『グラン ソワール オードパルファム』 70ml 2万5500円
最近のトレンドは、ほんのり漂う自然体な香り。この香水はパリの宵の時間を表現したもので、バニラをはじめとした柔らかな甘さが、華やかな夜のシーンに似合う1本。
【〝男前〟な香り3か条 】
一、1か所ワンプッシュ全身で2〜3か所を厳守
一、香水はワンプッシュ押し切って使うこと
一、保存は直射日光を避け開封後は1年で使い切る
文/編集部
※記事内のデータ等については取材時のものです。