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2017.05.10

ソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneでも使える「U-mobile S」の実用性

■連載/石野純也のガチレビュー

 紆余曲折を経て、日本通信がソフトバンクのネットワークと、相互接続を開始した。これを受け、U-mobileブランドでMVNOを展開するU-NEXTが、ソフトバンク回線のサービス「U-mobile S」をスタートさせた。当初はデータ通信専用SIMで、iPhone、iPadのみの対応をうたっているが、サービス内容は徐々に拡充させていく予定だ。

 U-mobile Sの特徴と言えるのが、ソフトバンクのSIMロックがかかった端末でも利用できること。このSIMカードを巡って、日本通信とソフトバンクの交渉が長引いた経緯があり、MVNO側にとっては待ちに待ったサービスインになる。では、U-mobile Sはどの程度、実用的なのか。その料金や使い勝手などをレビューしていく。

ソフトバンクのSIMロックスマホも使える「U-mobile S」はお得?速い??
ソフトバンクのネットワークを借りたU-mobile S

■料金はドコモ回線のMVNOよりもやや高め

 まずは、U-mobile Sの料金をチェックしていきたい。先に述べたように、現状では音声通話のサービスを開始しておらず、SMSにも非対応。選択肢が少ないと捉えることもできるが、裏を返せば、シンプルな料金体系になっている。データ容量の区分は、1GB、3GB、7GB、30GBで、それぞれの金額は880円、1580円、2980円、4980円に設定されている。

ソフトバンクのSIMロックスマホも使える「U-mobile S」はお得?速い??
データ通信専用SIMのみで、データ容量は4段階に分かれる

 データ通信のみのサービスということで厳密には比較しづらいが、これは、ネットワークの貸出先であるソフトバンクと比べても割安だ。ソフトバンクでは、データ通信専用のiPadやAndroidタブレットを持とうとすると、「スマ放題」の基本使用料が1700円、インターネット接続料が300円かかり、それだけで2000円になる。ここに1GB、2GB、5GB、20GB、30GBのデータ定額サービスを組み合わせていく仕組みで、1GBの場合、トータルでかかる金額は4900円。単純計算だと、U-mobile Sだと料金は1/5以下に抑えられる格好だ。

ソフトバンクのSIMロックスマホも使える「U-mobile S」はお得?速い??
ソフトバンクのデータプランと比べると、金額の差は歴然

 もっとも、ソフトバンクでタブレットを単独で契約する人は少ないかもしれない。大手キャリアは、どちらかと言えば2台持ちを推奨しており、シェアプランを用意している。そのため、上記の計算は、あくまで比較のための参考値として理解しておいてほしい。また、ソフトバンクの場合、端末を購入すると、月月割が発生し、24回に渡って割引を受けることもできる。それでも、2台目のデータ専用端末の回線を、手軽な料金で使えるのは大きなメリットと言えるだろう。

 一方で、この料金をドコモのネットワークを使うMVNOと比較すると、違った見え方になる。同じU-mobileのドコモ回線を使う料金プランだと、データ通信専用で、1GBプランが790円。低容量プランだとその差はわずかに100円だが、上位プランである5GBプランの場合は1480円と、U-mobile Sの3GBプランより100円安く、しかも容量が2GB多い。ソフトバンクのネットワークを使ったMVNOは、まだ希少性がある点は考慮しないといけないが、ドコモ系のネットワークを使うMVNOより価格は高い。

ソフトバンクのSIMロックスマホも使える「U-mobile S」はお得?速い??
U-NEXTが提供するドコモ回線を使ったサービスより、料金が高めになっている

 そのため、SIMロック解除済みのiPhoneで使う場合や、ドコモの電波が普段使う場所で入らないような場合以外は、あえてこのサービスをチョイスする必然性は弱いと言えるだろう。後者はレアケースだと考えると、対象となるユーザーの中心は、自然と、ソフトバンクのSIMロックがかかったiPhone、iPadを2台目として使いたい人に絞り込まれるはずだ。

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