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2017.05.09

なぜ、女性はInstagramを日常のルーティーンワークのように利用したがるのか?

インスタグラム投稿は歴史的に女性の仕事だった?

 大昔の狩猟採取社会においては主に男性が狩りに出て、主に女性が子育てや家事を行なっていたと考えられ、性別による役割分担(ジェンダーロール)があった。その後の農耕社会から近代に到る過程で性の役割分担は徐々に少なくなってきたが、この現代においてもまだわずかに残っているといわれている。そしてこれが現代の女性の考え方や好みに今なお影響を及ぼしていることが指摘されているようだ。

■女性ビジネスパーソンは競争が少ない小さな職場を好む

 内閣府による「男女共同参画社会」実現への取り組みが進められている中、これまで以上に女性の社会進出が期待されている。しかしその一方で、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という固定的な性別による役割分担意識がまだまだ根強く残っていることが各種の調査で明らかになっている。

 そしてビジネスの現場においも古典的ジェンダー観の影響が残っており、その結果として女性はより競争が少なくて規模が小さい職場や業界を選んでいる傾向が昨年の研究で示唆されている。

 米・ミシガン大学の心理学研究チームが昨年に発表した研究によれば、現在にあっても根強く残っているステレオタイプのジェンダー観が、職場における男女不平等の潜在的な要因になっていることを指摘している。これは女性が求職する際に、競争が少なく小規模の職場環境を選びがちであることにあらわれているということだ。

インスタグラム投稿は歴史的に女性の仕事だった?
Simon Fraser University」より

 女性が勤務先として競争の激しい大きな組織を選ばないのは、まだまだ女性自身の側にも古典的でステレオタイプのジェンダー観があり、それに従って行動していることを意味していると研究は結んでいる。もちろんこの研究は、女性が自らを貶めていることを指摘する意図はなく、現代社会にあっても男女の不平等性が半ばシステマチックに発動されていることを問題視している。

 女性のこの傾向は、競争の激しい大組織では反動となってあらわれ、多くの場合、ビジネスの第一線で社を代表して働く女性のビジネスパーソンは男性よりも積極果敢であると見られている反面、ビジネス上の暗黙の了解が分かっていないと評価されがちであるということだ。

 この研究を紹介、解説したカナダ・サイモンフレーザー大学のウェブサイトの記事では、こうした職場にも残る男女不平等性は、女性にとって不利益なばかりでなくビジネス全体にとって大きな損失になっていることを指摘している。ステレオタイプのジェンダー観を取り除くことで、企業組織のダイバーシティが促進され収益が上がることを示した研究が決して少なくないことも主張されている。根強く残るステレオタイプのジェンダー観だが、たとえ長い時間がかかろうとも念入りに取り除く不断の努力が今後も求められている。

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