
■連載/石黒謙吾のLOVEビール
~語ってもウザくならない、スマートでコクのあるビールの話~『たんぽぽの花を使ってスモークビールをワイン樽で熟成!コルク栓の高級ベルギービール飲み比べ』
ビールが好き、もっと知りたい&楽しみたい。でも、マニア向けのものは結構、とは言っても当たり前の話は知ってる。そんな、粋でイケてるビールファンに贈る、なんでもありの読み物です。語ってもウザくならない、スマートでコクのあるビールの話をお楽しみください。
「大阪の食い倒れ・京の着倒れ・神戸の履き倒れ・江戸の飲み倒れ」
このフレーズ、小さかった頃、よく父が面白そうに言っていて、僕もなんだか道楽者の旦那になったような気がして、楽しい気分になったものだ。
そんな幼少期の刷り込みもあって、誰かが何かにはまっている話しを聞くとすぐに「○○倒れ」と脳内でひとりごと。
そんな分類王チャートネタをやったことあるような気がして調べたら、やはり2年半前、やっていた(笑)。
■「ダイヤモンドオンライン」の連載
<図考師・石黒謙吾の「図で遊ぶニュースのゆるい焦点」>
で、こんなバカチャートを作っていた。
などありつつ、僕ならさしづめ「野球道具倒れ」「革製品倒れ」あたりか、そしてやはり「ビール倒れ」を目指したい。
ということで、今回は、そんな<ビール道楽旦那養成講座>よろしく、次々と新たな銘柄が入荷してくるため紹介したいのに追いつかない新作ハイレベルなベルギービールから、キャッチーなネタの2種を紹介しよう。
まずは、<たんぽぽの花を使ったビール>ときた。ビールにこれですよ旦那!
登園コルク栓。1900円だけど、750mlなので、このレアさを考えると安いと感じた。
ブルワー自身がたんぽぽの花を摘み作った超レアなビールだ。
<ベルギー伝統のセゾンビールの究極の1本です>とのこと。
売り切れてるので、またマークしておいてほしい。
写真、たまには、コルクスクリュー(僕は、ワインオープナーとは言わない笑)刺してるところを撮影。黄色のラベル、ソフトタッチの線画がたんぽぽのイメージぴったり。
[ベルギー系]
■ファントム・ピサンリ
(ベルギー/ファントム醸造所 度数8% 750ml)
生グレープフルーツサワーとシャンパンを合わせたような、レアな味わいのビール。これが、たんぽぽの花を使っているからか。酸味がかなり押し出されて甘味も苦味もほんのりなので、セゾンとなっているが、言われなければ酸っぱさ抑えめのランビックかと思うかも。しかしその酸味は方向が違い、尖ってなくさわやか。全体をやわらかくフルーティさが包む。飲み口はまったりしつつなめらかだ。濃いオレンジで濁りがかなり。細かい酵母で覆われている感じ。ビールというより新しいお酒とさえ言いたくなる、斬新かつ素晴らしい味のセゾンだ。
★女性タレント見立ては、【剛力彩芽】