◎気ままな散歩が似合う日本人ゆかりの街
ホイアンの旧市街は世界遺産に登録されている。通りには歴史を感じさせる古めかしい建物が立ち並ぶ。かつてここには日本人町がつくられていたことでも知られる。戦国~江戸時代初期の頃で、何と1000人以上もの日本人が移り住んでいたのだという。当時の面影はあまり残っていないものの、日本人ゆかりの地と知ると、見る目が変わってくるから不思議だ。
歩いてみても楽しい街だと感じた。当て所もなくぶらぶらしながら、気になった路地へ入ってみると思わぬ発見があって飽きない。加えて、歩きやすい街でもある。日中の数時間と深夜帯を除けば、旧市街の中は歩行者天国と化す。クルマもバイクも乗り入れ不可となるため、気兼ねなく歩いて回れるのは散歩好きな旅人としてもうれしい。
一方で、自転車は走行が認められている。大抵のホテルではレンタサイクルのサービスがあり、せっかくなので僕も借りてみた。ホイアンは海が近く、ビーチも楽しめる。旧市街だけなら徒歩でも十分な広さだが、ビーチまで遠出するなら自転車はちょうどいい。
街を出ると、途端にのどかな風景に変わる。水田に囲まれ、椰子の木が植わった小径を、キコキコとペダルを漕ぎながらゆっくり進んでいく。南国の日差しは強く、半日も外にいたら肌が取り返しのつかないほど日焼けしてしまった。それもまた旅の思い出、ということで。
●これぞアジアな風景を探して
午前中は市場散策がオススメだ。都市部では減りつつある昔ながらの風情が残っていて、懐かしい気持ちに。
●いい意味で田舎っぽい雰囲気
旧市街だけなら徒歩で完結する手軽さがいい。絵になる光景だらけ。街全体に漂うスローな空気が心地いい。
●街だけでなく南国らしい海も満喫
世界遺産を観光した後は海でマッタリ。アンバン・ビーチは街から近く、手軽にリゾート気分が味わえる。
@DIME公式通販人気ランキング