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2017.04.28

犬の鼻と臭気検知器、どっちが優秀?

■連載/ペットゥモロー通信

飛行機は鳥、潜水艦はクジラ、クモのようなロボット…。人間は動物がもつ能力に憧れ、動物にヒントを得ていろいろなものを作り上げてきた。

次は、“犬の鼻”なのか?

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匂いを検知するには、機械より、犬の鼻のほうがずっと優秀

National Institute of Standards and Technology(アメリカ国立標準技術研究所/NIST)およびMassachusetts Institute of Technology(マサチューセッツ工科大学)、U. S. Food and Drug Administration(アメリカ食品医薬品局)からなる研究チームは、犬の“嗅覚”ではなくて、犬の“匂いの嗅ぎ方“に注目した実験を行った。そう、“クンクン…クンクン”という、あの嗅ぎ方である。

研究者たちはいったい何を調べたかったのか? 1つには、犬が匂いを嗅ぐ時の鼻の周囲にある空気の流れはどうなっているのか?ということと、積極的な匂いを嗅ぐという行為(ここではアクティブなスニッフィングと表記する)による匂いの検知能力の定量化。そして、犬のアクティブなスニッフィングと匂いを吸引するタイプの検知器とでそのパフォーマンスを比較すること、などであった。

その実験のために、研究チームは3Dプリンタで作成した解剖学的に本物の犬と同等である人工の犬の鼻を用いた。ただ形が似ているというだけでなく、鼻から息を吸ったり吐いたりということもできる優れものだ。その特徴も含め、メスのラブラドール・レトリーバーの鼻と同様のものだそう。

この研究レポートによると、犬はアクティブなスニッフィングをする時、1秒間に5回、息を吸って吐いてを素早く繰り返し、3億個もある受容体細胞で匂いを分析するために鼻の中を吸い込んだ空気で満たすという。

では、その時の鼻の周囲にある空気の動きは?というと、鼻から息を吐き出した時、その息の気流は下方および鼻横外側へと噴出される。犬の鼻孔の両サイドには少し切れ目のようなものがあって隙間が開いているが、その形状も鼻から吐き出す息の気流の向きと関係あるのかもしれない。そして、息を吐き出した後は、前方にある空気が鼻孔に引き込まれるように移動し、吸い込まれていく。

この気流があることによって、匂い分子が鼻の前面に吹き出すことを防ぎ、同時に鼻の前にある空気を鼻孔に引き寄せやすくなっており、効率がよい嗅ぎ方であると研究者は考えている。

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