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スタイリッシュなルックスに進化した都会派SUV『SUBARU XV』に残された課題

2017.04.25

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

 スバルの新型『XV』は、『インプレッサ』をベースとして最低地上高を200mmに上げ、オフロード走行モード「X-MODE」を追加したコンパクトSUV。人跡未踏の地を探検するわけではなくても、スキーに行ったり、キャンプに出掛けるくらいの使い途でもSUVのありがたみがわかる時がある。雪道を走ったり、段差の大きな未舗装路を越えて行かなければならない時に重宝するのが十分な最低地上高だ。これが確保されていないと、いわゆる“亀の子”になってしまう。

オフロード走行性能を強化しスタイリッシュになったスバルの都会派SUV『XV』に残された課題

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■機械として優れているか? ★★★★(★5つが最高)

 最低地上高を200mmに上げたことと「X-MODE」を追加したことで、新型『XV』の行動範囲が拡大したことは間違いない。旧型には「X-MODE」は装備されていなかったので順当な進化だし、同じセグメント内での大きなアドバンテージになっている。実際に雪解けで大きな轍だらけになっている中軽井沢のスキー場を走ったが、それらの効能は大きかった。

オフロード走行性能を強化しスタイリッシュになったスバルの都会派SUV『XV』に残された課題 オフロード走行性能を強化しスタイリッシュになったスバルの都会派SUV『XV』に残された課題

 2.0Lのエンジンは標準的。新たに1.6Lエンジンが追加されたが、街乗りでは不満は出ないかもしれないが、おそらく長距離走行では力不足を感じるだろう。ハンドリングや乗り心地なども悪くはない。しかし、CVTタイプのトランスミッションがエンジンやサスペンションの美点を台無しにしている。

 アクセルペダルを踏み込んで加速していき、いったん緩めて再度踏み込んでいくような局面でのもたつきが目立つ。踏み込んでもエンジン回転だけが上がって、クルマが前に進んでいかない。さらに踏み込むことになり、結果的に戻す量も大きくなり、運転がぎこちなくなる。燃費にだっていいわけはない。

 スバルの乗用車のオートマチックトランスミッションはすべてこのCVTタイプで、その弊害は長らく指摘されてきた。それなりに改良は施されてきたが、オーソドックスなトルクコンバータータイプやロボタイズドタイプに一向に変更される様子がないのは残念だ。他社は止めてしまったのに、なぜかスバルだけが使い続けている。これは技術の問題ではなくて、経営の問題である。

 運転支援技術の「アイサイト」も順当に進化を続けていて、新型『XV』に搭載されている最新版では前車追従機能が全速度域をカバーするようになったし、他のスバル車と同様に歩行者保護エアバッグも装備される。運転支援と安全面では他をリードしているのは強みだ。さらなる進化を期待したい。

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