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2017.04.25

連休前のこの時期、気分が沈みがちで調子が出ない人へのアドバイス

連休前のこの時期、気分が沈みがちになり調子が出ない人の特徴

 新生活も一段落して、ゴールデンウィークもあと少し。過ごしやすい季節なのでがんばろう、と思ってもなぜか調子が出ない。そんなビジネスパーソンは少なくないのではないだろうか。自律神経研究の第一人者として知られる、順天堂大学医学部・小林弘幸教授は、その原因を自律神経のバランスの崩れと指摘する。

「この時期は冬の疲れが出てくる時期です。また交感神経が下がって気分が沈みがちなので要注意です。うつっぽくなったり、五月病になったりするのは自律神経の乱れに原因があるのです」

“交感神経”“自律神経”とは聞き慣れない言葉かもしれないが一体どんなものなのだろうか?

「人間の体は常に環境の変化に対応できるように恒常性、ホメオスタシスと呼ばれる働きを行なっています。たとえば暑くなれば汗をかくし、寒くなったら鳥肌などが立って体を温める。健康な方であれば、朝になると目が覚めて、夜になると眠くなる。こうした働きに深く関わっているのが自律神経です。自律神経にはアクセルの働きをする交感神経と、ブレーキの働きをする副交感神経の2種類があり、両者がともに高いレベルでバランスよく働くことが理想的です。私たちが行なった研究結果からは、10歳年を重ねるごとに約15%ずつ自律神経の働きが低下するほか、男性は30歳、女性は40歳を過ぎると、副交感神経のみがガクッと下がり、自律神経のバランスを乱れます。どうも体調が整わない、よく眠ったつもりでも疲れが取れないといった方は要注意です。自律神経のバランスが崩れているかもしれません」

 少し補足しよう。そもそも人間の神経には脳を中心とした「中枢神経系」(脳と脊髄)と、器官や筋肉の末端まで張り巡らされている「末梢神経系」(脳神経と脊髄神経)の2種類がある。このうち中枢神経は、とても重要な神経で、脳は頭蓋骨に、脊髄は背骨に守られている。一方、末梢神経は、中枢神経(脳や脊髄)と、体の各部とを連絡する神経系で、その作りから脳神経と脊髄神経に分類される。

 また、その働き方から体性神経と、自律神経の2種類に分けることができる。体性神経は、自分のコントロールすることができるもの。これは感覚神経と運動神経に分けられる。そして自律神経は、脳の支配を離れ、文字通り自律的に働く、つまり自分でコントロールすることができない。そして前にも触れたとおり、自律神経には交感神経と副交換神経があり、それぞれが無意識に働き、人間の生命維持を司っている。これのバランスが加齢と共に崩れるというのである。

「自律神経は、内分泌、血液循環、呼吸、消化・吸収、排泄、免疫、代謝など、人間の生命活動の様々な働きを司るコンサートマスター(オーケストラの演奏をとりまとめる存在で、一般的には第1ヴァイオリンのトップ奏者)のような働きをするものですが、これを整えるコツが“時間を味方につける”こと。というのも交感神経と副交感神経は1日のうちに交互に優位になり、心身を整える働きをしています。このリズム、つまり『内なる時間』に着目し、それにあった仕事や生活を当てはめるにはどうしたらよいか、といった視点でビジネスパーソンのために書いたのが、『自律神経が整う時間コントロール術』(小学館刊)です」

自律神経を整える時間コントロール術
http://www.amazon.co.jp/dp/4093108455

 同書には、自律神経のバランスを意識した時間管理術や生活習慣のコツなどが、時系列に紹介されているほか、自律神経を整える方法も紹介されている。その一例が「1:2呼吸法」と呼ばれるもの。約4秒間息を吸い、約8秒間ゆっくりと息を吐く。これを数回繰り返すだけで、自律神経が整うのだとか。たとえばプレゼンの直前で緊張しているとき、取引先との重要な商談のときなどは、この「1:2呼吸法」で自律神経のバランスを整えると、気持ちが落ち着き、普段の自分で事に臨めるのだとか。

 小林教授は自律神経の研究成果をスポーツドクターとしてアスリートたちのコンディションコントロールなどに活用している。そうした場面でも数多くの成果を出している方法なので、ぜひ実践してみていただきたい。

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