
■連載/一条真人の検証日記
最近では多くの人が2年程度でスマホを買い換えるようになっている。特にiPhoneの場合、1年目でマイナーチェンジ、2年目ドラスティックな変身という2年サイクルで明確に新機種を出してくるので、多くの人は2年で買い換えているのではないだろうか?そして、残ったiPhoneをみなさんはどうしているのだろうか?
最近のiPhoneであれば、アップルが販売しているものははじめからSIMフリーだし、大手キヤリアが販売しているものでも、SIMロックを解除できるので、MVNOで格安SIMを契約することで、使い続けることができる。
だが、そんなSIMフリー時代の以前のソフトバンクのiPhoneはどうすればいいのか?iPhoneのハードウェア自体もソフトバンクによるSIMロックがかかっているので、他のMVNOのSIMを使うことができない。ちなみにSIMロック解除ができるようになったのは、iPhone6sからだ。
しかし、ここにきて、そんなiPhoneを救ってくれるSIMがU-mobileから登場した。それが、「U-mobile S」だ。
古いiPhoneでデータ通信が可能になるU-mobile S。
■どんな回線?
これはソフトバンク回線を使った通信サービスで、iPhone6以前のソフトバンクのiPhoneで使うことができる。ただし、音声は使用できず、使えるのはデータ通信のみになる。
そのラインナップは、1GB、3GB、7GB、30GBの4種類。最近のトレンドである大容量タイプも用意されている。その月額料金は、
1GB 880円
3GB 1580円
7GB 2980円
30GB 4980円
になる。ただし、SMSオプションがないので、注意が必要だ。
ちょっと普通のU-mobileのデータ通信専用SIMと比較してみると、
1GB 790円
5GB 1480円
なので、通常のSIMよりはやや割高ではある。しかし、ほかに選択肢はないのだ。3GBタイプあたりがボリュームゾーンになるのだろうか?