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2017.04.23

新入社員も必読!現代社会をサバイブするのに必要なのは「無視力」

 世界の隅々までがネットワークで繋がり、情報が瞬時に行き交う現代社会は、日々がストレスとの戦いでもある。その中でも特に生き難さを感じている一群の人々がいるという。それは「HSP」と呼ばれる人々だ。

■超高感度人間である「HSP」の特徴

 アンデルセン童話の1つに「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」という話がある。ある国の王子の“お姫様探し”のストーリーだ。

 これはと思う姫になかなか出会えずに失望していた王子だったが、ある嵐の夜に雨宿りでお城に1人の若い女性がやって来た。城に迎え入れられたずぶ濡れの女の子は、自分は本物の姫であると主張したのだ。

 ともあれ空いた寝室を女の子に与えた王子だったが、その際に部屋のベットに一粒のエンドウ豆を置きその上から敷布団を20枚も重ねたという。もし姫であれば普段からふかふかのベッドで眠っているであろうという配慮からである。しかしその下にエンドウ豆を置いたのは、王子にある考えがあったからだ。

 あくる朝、「寝心地はいかがでしたか」とたずねられた女の子は、「ベッドに何か固いものあって体に当たって、あまり眠れなかった」と不満を漏らしたのだ。これを聞いた王子は、たった一粒のエンドウ豆で寝苦しくなるとは、さすがは真のお姫様だと感服してプロポーズし、妃に迎え入れたという。

 まさにこのお姫様のように、身も心も人一倍デリケートなのがHSP(Highly Sensitive Person)と呼ばれる人々である。アメリカの心理学者、エレイン・アーロン博士が最初に定義した概念で、英紙「Telegraph」で博士自身が語るところによれば、HSPは遺伝的な性質であり、人口のおよそ2割がHSPで、男女の性差による偏りないということだ。そして博士によればHSPには4つの特性があるという。

高感度人間ほど生き辛いストレスフルな現代社会をサバイバルする“無視力”とは
Telegraph」より

 まず第一には、HSPは物事を非常に“深堀り”することである。良く言えば探究心旺盛ということになるが、悪く言えばいつまでもくよくよ考え過ぎる性格だとも言える。第二には、刺激に過度に反応することで、例えば優れた絵画に深く感銘したり、またショッキングな映像に激しく動揺してしまったりしがちであるという。三番目は高い共感能力で、他者の喜びや悲しみを自分の身に起ったことのように感じることができるということだ。そして最後は優れた五感の感度である。HSPは平均的な人間よりもおしなべて五感の感度が高く、優れた識別能力を持っていると共に、環境からのストレスを受けやすい性質も備えている。

 もちろんこの4つの特徴のどれが強く出るかは人それぞれでいろんな性格のHSPがおり、傾向としてアーティストや学術研究者などにHSPが多いといわれているようである。そして今日の社会は特にHSPにとってはストレスに満ちた環境になってしまったのだが、この状況を打開する特効薬は残念ながら存在しない。なぜなら、HSPは疾病ではなく遺伝的な特性であるからだ。とすれば、意識的に精神や神経を休める時間を作ったり、軽い運動を心がけたりするといった地道なストレス解消法を生活の中に取り入れていくしない。

 ひとつの救いとなるのは、HSPも年齢を重ねることでストレスの扱いが巧みになってくるという点だ。いわば“ストレス耐性”が齢とともに強まってくるのだ。HSPの人々には特に生き辛い世の中だが、逆に今日の高度情報化社会ではその優れた感受性を武器にして活躍できる場所が増えているとも言える。このようにHSPの話題はメンタルヘルスの重要性をあらためて思い知らされるトピックスなのだ。

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