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世界初のメガホン型翻訳機を生んだ1枚の企画書

2017.04.23

2016年も数々の画期的な商品が登場した。これらの開発はいったい何がきっかけだったのか——。誕生につなげたそれぞれの企画書に注目した!

【特別賞】
日本語を話すと、英語や中国語などの多言語に翻訳して繰り返し拡声する、
世界初のメガホン型翻訳機

パナソニック『メガホンヤク』

■現場の「困りごと」を徹底検証して誕生
 パナソニック『メガホンヤク』

拡声器型の翻訳機。拡声器とスマートフォンを融合させ、拡声器のマイク部分に日本語で話すと、通信を介した音声翻訳システムが、英語、中国語、韓国語に翻訳。それぞれの言葉で、繰り返し大音量で発声。災害や事故などの緊急時に多くの人に周知する際に有効と、空港や駅などで検証が重ねられ、2016年に発売された。

◎現場での実証実験から企画書が生まれた

 話した言葉をすぐさま外国語へ翻訳。拡声器で必要に応じて大音量で発声することができるパナソニックの『メガホンヤク』。訪日外国人が急増し、2020年には東京オリンピックを控える中、緊急時の伝達法に有効と、国内外の注目がさらに高まっている。

「実はこのモデルの企画書は、通常とは逆の展開でした。まず、現場をリサーチ。コンセプト案から一気に試作機まで作り、空港などで試用してもらいました。現場での検証により、〝市場アリ〟を実感してから、企画書を制作したのです」(竹井さん)

 この商品は何よりスピードが要求されたのだという。

「我々の調査では、多くの現場で急増する外国人への対応策が急務とされていました。特に緊急時の伝達法は深刻な課題。我々も開発を急ぐ必要がありました。そこで企画書では現場の課題をダイレクトに伝えようと考えました」(菅原さん)

 シンプルに本質を突く。こうしてできた企画書が近未来の大ヒット商品を誕生させる。

本体上部にある液晶モニターで操作する

本体上部にある液晶モニターで操作する。マイク側に発した日本語を認識。英語、中国語、韓国語に翻訳し、それを表示することも可能。

成田空港ではすでに試験的に導入

成田空港ではすでに試験的に導入。避難訓練などで実証実験を重ねている。
写真提供:成田国際空港株式会社

竹井良彦さん
パナソニック

イノベーションセンター
竹井良彦さん
これまでスマートフォンなどの開発を担当。今回、『メガホンヤク』のプロジェクトリーダーを担当。

菅原雅仁さん
パナソニック

イノベーションセンター
菅原雅仁さん
『メガホンヤク』のハード開発を担当。拡声器とスマホを合体させるなど、アイデアを打ち出した。

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