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有名哲学者にノーベル賞作家、知識人は犬好きが多い?(2017.04.21)

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■連載/ペットゥモロー通信

昨今、「犬の散歩」を日課にしている人が少なくないようだ。犬の散歩は犬の運動のためだけでなく、我々の日常のつまらないことを忘れさせ、癒してくれるからよい。それは我々凡庸な輩ばかりでなく、実は有名なあのインテリゲンチャもそうなのである。その代表的な人物を海外と日本からそれぞれ紹介しよう。

「もし犬がいなかったら、私自身“生きたい”とは望まなかっただろう」

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そう言ったのは、犬の散歩好きなドイツ哲学者のアルトゥール・ショーペンハウアー(1788-1860)である。彼は哲学的業績だけでなく、犬の散歩でも有名になったという興味深い人物。その当時の様子がこう伝えられている。

「この哲学者の著書を読んでいない者にも、いつもプードルを連れて散歩する彼は知られていた。フランクフルトでは、これを真似て、プードルを飼うことが流行した」(「ショーペンハウアー—哲学の荒れ狂った時代の一つの伝記」、リュディガー・ザフランスキー著)

「夕方になると彼はきまってむく犬をお供に散歩に出かけた。(中略)この犬は世界霊魂を意味する“アートマン”という名前を与えられていた」(「ショーペンハウアーの思想と人間像」、西尾幹二著)

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その散歩の有名さは想像以上で、氏が散歩中に転倒して怪我をしたことが地元の新聞に載るほどだった。

さらに犬の散歩好きにとどまらず、動物愛護の精神の持ち主でもあり、たとえば、鳥を狭い籠の中に飼ったり、犬を鎖につなぐなどは彼らの自由を奪う残酷な行為だと非難する。その精神は現代ドイツにしっかり受け継がれ、ニワトリの飼うスペースをもっと広げるよう裁判に訴える者がいたり、つなぎ飼いの犬のために自由な運動時間が規定されてもいる。

そして、生涯独身だった氏は遺書で自分の死後の財産から、犬の養育費を残した。こうしたことからも、「犬なしでは生きられない哲学者」の犬への並々ならぬ愛情が容易に想像がつく。

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なるほど、ショーペンハウアーのように人間は犬をこよなく愛するもの。他方、犬の人間への大いなる愛を指摘するのが、犬好きのノーベル賞作家、川端康成(1899-1972)だ。

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