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〝東大発、世界行き〟は課題解決にまっしぐらな未来探求から生まれる(2017.04.20)

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SXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)は、毎年3月に米国テキサス州のオースティンで開催されるイベント。インタラクティブ、映画、音楽の3テーマが中心で、スタートアップの登竜門としても名高い。

東大発、世界行きは課題解決にまっしぐらな未来探求から

中でも、ツイッターやエアビーアンドビーが世界に知られるきっかけにもなった、スタートアップのコンテストは注目だ。今年はインターラクティブ・イノベーション・アワードの学生イノベーション部門で、「全ての人にモビリティ」を掲げる義足プロジェクト「BionicM」が受賞した。これは、東京大学発の新規プロジェクトのSXSW出展を支援する「Todai to Texas(TTT)」のひとつだ。TTTでは、基礎研究から具体的な製品化を目指したプロジェクトまで様々だが、そこで際立つのは「高度なテクノロジー」、「仲間がかかえる悩み解決」、そして「柔軟性」を持った「粘り強さ」。これらは当たり前のようだが、事業化にとらわれないアカデミックの特徴も加わり、一般企業とは異なるアプローチがあった。

東大発のプロジェクトの魅力はどこから来るのか?3つのプロジェクトから考えてみた。

◆「柔らかなロボット」をつくる、世界初の試み

芋虫の動きを研究してそれを応用するロボット「Catarpilike(カタピライク)」は、「JST ERATO(創造科学技術推進事業)川原万有情報網プロジェクト」での研究プロジェクトのひとつとして、東京大学の梅舘拓也特任講師が開発した。

東大発、世界行きは課題解決にまっしぐらな未来探求から 東大発、世界行きは課題解決にまっしぐらな未来探求から

芋虫ロボットをじっと見つめているうちに生き物に見えてきた。

そこが狙いだという。「アクチュエータ(駆動するもの)としてモータを使った既存のロボットの殆どは硬く、それゆえに出来ることも制限がある。重力に反して逆さまにぶら下がったり、生物として柔らかい動きをする芋虫に秘められているロボットの可能性を紐解くのが世界初のこの研究だ。人間に寄り添うロボットには、動きや表面のさわり心地に柔らかさも求められ、そこに人、モノ、自然が繋がる未来のヒントもある」という大きなビジョンがある。

川原プロジェクトでは、情報工学、電子工学、機械工学、そしてメディアアートなど様々な専門分野の先生や学生が、学部や学校の枠を超えて研究に取り組んでいる。世界初であり、先の見えない未来を手探りする研究課題なので、どこに研究のマイルストーンを設定して開発を進めるかが一番重要だという。未来を共に考える場のSXSWにおいて、超未来(あるいは近未来?)を見すえて高度な技術研究を応用する姿勢は、とても頼もしい存在であった。

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