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2017.04.19

エステーの新商品『脱臭炭ニオイとり紙』の説明を聞くまでに50分もかかった理由

■連載/ヨシムラヒロムの勝手に宣伝部長

エステーの『脱臭炭ニオイとり紙』の説明を聞くのに50分もかかった理由

エステーが好きである。

ミゲル君や西川貴教氏が出演している奇妙なCMも良いし、何よりも製品が好きなのだ。エステーの良さは大企業ではありえないアイデア溢れる商品。窮鼠猫を嚙むように戦っている。

ある日、エステーの広報のFさんからメールが来た。新商品が出来たので、見てもらいたいとのこと。偶然ではあるが、約束した日は僕の処女作「美大生図鑑」の発売日であった。手土産に本を持ち、高田馬場にある本社へ足を運ぶ。建物に併設された水場にある「ヒヨコ」の置物がトレードマーク。なかに入ると、良い香りが鼻翼をくすぐる。流石、「空気をかえよう」をスローガンに掲げる企業だけはある。余談ですが、エステーの本社エントランスを取り上げたコラムも書いたことがある。

出迎えてくれたFさんと一緒に会議室へ。忘れぬうちに、「美大生図鑑」を渡す。Fさんは「面白そうな本ですね」と言った。「あまり知られていない美大生の生態を書いた本なので是非」と僕。通常ならば数ページをめくり「面白そうですね」と社交辞令を言い、エステーの新商品の説明が始まるところ。

美大生図鑑

しかし、今回は様相が異なった。Fさんは「ちょっと読んでいいですか?」と確認をとり、本を読み始めた。時々、笑みをこぼしては「コレって、どーゆーことなんですか?」と解説を求める。目の前で自分の本が興味津々で読まれている、これは著者として至上の喜びだと実感。

…30分経過。

Fさんは、まだ本を読んでいる。熟読と言っても過言ではないほどに。社交辞令でここまでやる人はいない。本当に楽しんでくれているのであろう。だが、「例の新商品について説明しなくてもいいのかな」という不安も出てくる。

40分経過。

こうなると「新商品説明をしなくてもいいのかよ!」とツッコミたい気持ちで心は満タン。

50分経過。

「取材原稿が埋まらない・・・」と心は震え、ついに「そろそろ・・・」と著者自ら読者が頁をめくることを止める。Fさんは「あ〜、すいません。面白かったんで!」と微笑んだ。

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