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2017.04.18

いい上司、いい部下になるための名著3選

妻の看病に、自閉症の長男を含む3人の子の世話……。大手企業で働きながら、すべてを同時にこなした佐々木常夫さんは今、ビジネスマンから絶大な支持を集めている。佐々木さんに〝後輩〟たちに読んでほしい本について話をうかがった。

◎父代わりとなる一冊との出会い

 20代の頃、キングスレイ・ウォードの『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』を読み、ああ、父親とはこんなにもやさしいものかと、深い感銘を受けたことを覚えています。私は6歳の時に父を亡くしたので、父親とはどんな存在なのか、考えたこともありませんでした。

 この本は、父親がこれから働き始めようとしている息子に対して、仕事面だけでなく、きちんとした服装をすること、時間を守ること、結婚相手は慎重に決めることなどを、くどいほど丁寧に説き明かしています。読み終えた後、私にはすでに付き合って結婚を決めた女性がいたのですが、もう少し慎重に考えるべきだったかなと思ったぐらいです(笑)。ウォードは私の父親みたいな存在です。

■洞察力を磨くためにも推理小説を読もう

 読書欲に火がついたのは、大学受験を控えた高校3年の時。山岡荘八の『徳川家康』に夢中になり、受験勉強そっちのけで一気に読破しました。大学入学後は、推理小説にのめり込みます。松本清張や『オリエント急行殺人事件』で知られるアガサ・クリスティの作品はすべて読みました。クリスティの作品に登場する探偵ポアロが特に好きでして。推理小説は最後に犯人が明かされますが、それを予想しながら読むのが楽しい。3分の2ぐらい読んで、まだ犯人の目星がつかない時は、また最初から読み直し、手がかりを探します。

 ビジネスで大切なことは数字や世の動きを予想し、それに基づいて緻密な計画を立てること。対外的なビジネスはもちろん、私は会社の人事予想もことごとく的中させました。サラリーマンにとっては重要なことですね(笑)。「どうしてそんなに当たるんだ」と驚かれますが、今思えば、推理小説のおかげで、人間関係や周囲の状況から物事を洞察する力が磨かれたのだと思います。

■読書仲間をつくり、良書を教え合おう

 大学生の頃は寮に住んでいました。周りもみんな本好きで、競うように読みましたね。司馬遼太郎や城山三郎の作品は、何を読んでもおもしろい。ただ、会社に入るとそこまでの時間はつくれません。そこで、選び抜いた本だけを読むことにしました。まず、新聞や雑誌の書評欄を読んであたりをつけ、それから書店で実物を手に取り、目次とまえがき、あとがき、そして著者の略歴を読んでみる。それだけで、随分と外れを引く可能性が低くなります。

 おもしろい本に出会い続けるためには、互いに本を薦め合える「読書仲間」を見つけることです。本好きの上司に「最近、おもしろい本ありますか」と聞けば、喜んで教えてくれるでしょう。

 経営の名著と呼ばれる本もやはりすばらしい。ドラッカーの本や『7つの習慣』、少し趣きは変わりますが、マキアヴェッリの『君主論』なども読んでおきたい。中でもイチ押しは、「58四半期連続増益」の記録的な実績を残した米国の経営者、ハロルド・ジェニーンの『プロフェッショナルマネジャー』。「読書と経営は全く逆だ」などと独自の経営論を展開していますが、ユニクロの柳井正さんも「最高の教科書」と言ってはばからない本です。

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