3つ目の銘柄は、
僕はこのビールを、よくベルギービール初めての人に薦める。ふくよかで甘味とフルーティさがあり、かつ苦味もほどほどいい感じなので、特にビールを敬遠している女子などにはベルギービールのいいところを伝えられるから。
ではインプレッションを。
■ヒューガルデン・禁断の果実
(ベルギー/ヒューガルデン醸造所 度数8〜9% 330mi)
アプリコット、ラズベリーのようなフルーツ感が特徴的。甘味はそこそこ強いけど、このフルーツ感と、ほんのり香るスパイシーさ、ロースト感で、子供っぽくなっていない。バニラやナッツの味も少々。全方向にフレーバーが濃い目で、もっちりまったりと旨味が舌に絡まるよう。そしてほどよいアルコール感が鼻に抜けてくる。フルボディに近いミディアムあたり。泡立ちは非常によくクリーミー。どんなシーンで飲んでも、しっかりしたビールを飲んだと感じられる、クレバーで安定の美味しさ。
★女性タレント見立ては、【黒木メイサ】
挙げた3種以外にロゼも含め、一気に飲み比べてみるのも面白い趣向だ。
それから、「ヒューガルデン・ホワイト」には、缶もある。味は当然同じ。小売店でもときおり見かけるので、常飲ビールの変化球として気軽なストック用にいいかも。
最後に、グラスも紹介しておきたい。
普通サイズ、ミニ、Lと、同じデザインの大きさ違いで3種あり、どれもずしっと重い量感じゅうぶんのグラス。うちにあるのは普通サイズ。
ヨーロッパの容量単位「cl」(センチリットル)が表示されている。1clは、1Lの1/100。25clは、250mlだね。
ここにもロゴマーク。かっこいい。
★今日のビール川柳
ファミリーの 違いも愉し ビール飲み
文・写真/石黒謙吾(いしぐろ・けんご)
著述家・編集者・分類王。日本ビアジャーナリスト協会・副会長、日本ベルギービールプロフェッショナル協会・理事。映画化されたベストセラー『盲導犬クイールの一生』はじめ、『2択思考』『図解でユカイ』『ダジャレヌーヴォー』『エア新書』『分類脳で地アタマが良くなる』『ベルギービール大全』など幅広いジャンルで著書多数。プロデュース・編集した書籍も、ベストセラー『ジワジワ来る○○』(片岡K)、『ナガオカケンメイの考え』、『負け美女』(犬山紙子)、『読む餃子』(パラダイス山元)など200冊以上。twitter: @ishiguro_kengo、facebook:石黒謙吾、blog:イシブログケンゴ
■連載/石黒謙吾のLOVEビール
~語ってもウザくならない、スマートでコクのあるビールの話~
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