
■連載/石黒謙吾のLOVEビール
~語ってもウザくならない、スマートでコクのあるビールの話~ ベルギービールの王道『ヒューガルデン』ファミリー4銘柄飲み比べ
ビールが好き、もっと知りたい&楽しみたい。でも、マニア向けのものは結構、とは言っても当たり前の話は知ってる。そんな、粋でイケてるビールファンに贈る、なんでもありの読み物です。語ってもウザくならない、スマートでコクのあるビールの話をお楽しみください。
「ベルギービールの本を出してるんです」的展開の話になるとよく、「ベルギービールって白っぽいやつですよね、ヒューガルデンでしょう?」とか返ってきて、いやいやそれ1000銘柄中の1つであって味わいは多種多様なんですよと言いたくなるのだけど、まあそれぐらいこの銘柄が浸透していることがわかる。
そしてこの、よく「ヒューガルデン」と呼ばれてる名前は醸造所名であって、銘柄の名前じゃない。日本では以前、居酒屋などで「キリンください!」「サッポロください!」なんて言われ方をしていて、まさにメーカー名=銘柄名的な状況ではあったけど、ベルギービール全般や世界のビール、クラフトビールがそれと一緒になってはいけないよねと。
というわけで、今回は、そんな刷り込みを払拭する意味もあって、ヒューガルデンのファミリーを紹介しよう。
あ、猫はファミリーではありません。うちの猫「コウハイ」が飲みたくて横に来たということで。
まずはこちらをどうぞ。ラインナップはこうなってます。
■ベルギービールジャパン「ヒューガルデン (Hoegaarden)」
ラインナップにある「ヒューガルデン・ロゼ」は今回、写真、インプレッショントとも出してないけど、この連載で昨春にさらりと書いた。
■“エア花見”におすすめのビールは日本の「さくら」とベルギーの「ロゼ」(2016.03.04)
さて、「ベルギービールジャパン」にボトル3種と缶を注文したら、「ヒューガルデン・禁断の果実」=通称「アダムとイブ」の箱に入って届いた。
実に大人っぽい。ルーベンスの絵が、イケナイものを飲むというプレイ気分(笑)を盛りあげてくれる。ちなみにこの絵画を、ふたりがこのビールを飲んでるようにアレンジしている。うまいね。
■楽園のアダムとエヴァ 画家 : ピーデル・パウル・ルーベンス
さて、冒頭にも書いた、知れ渡りまくっているベルギービールの王様が「ヒューガルデン・ホワイト」。
もともとよく流通していたところに、輸入業者がアサヒビールという大手に代わり(2008年から)、営業的広告的な後押しもありさらに出回るようになっていった。
ひと言で言えば、小麦を使ったフルーティでスパイシーなホワイトビール。コリアンダーの味がキャッチャーだ。
■アサヒビール「ヒューガルデン ホワイト | ブランドサイト | 外国ビール」
ではインプレッションを。
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