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2017.04.17

知ってる?犬に多い「副腎皮質機能亢進症」

■連載/ペットゥモロー通信

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ワンコに比較的良く見られるものの中に、副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)という病気があります。呼んで字のごとし、副腎皮質と呼ばれる臓器の機能が亢進してしまい、ホルモンが出過ぎてしまう病気なんですよ。

副腎が過剰に働き過ぎて、副腎皮質ホルモンとよばれる、糖質コルチコイドや、アンドロジェンといったホルモンがたくさん分泌されてしまう事で起こる様々な症状が伴う物を「クッシング症候群」と言います。

先日、飼い主さんの中に人のお医者さんがおられたので、副腎皮質機能亢進症について世間話?をしていたのですが、人には副腎皮質機能亢進症というのは、滅多に見られない病気だそうです。その飼い主さん(医師)いわく、「国家試験の時に勉強したくらいで、実際には診察した記憶はないですね。」ということでした。

人は診療科目が細分化されているので、遭遇しやすい診療科とそうでない診療科があるのかもしれませんが、ワンコの場合は比較的高頻度に遭遇する病気なので、意外に思いました。

同じ病気でも、人ではあまり多くない病気が、動物では比較的頻繁に認められる。そんな違いもあるんですね。

豆粒のように小さな臓器が大きな影響を与える

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副腎という臓器はあまりなじみが少ないかもしれませんが、腎臓の近くに位置している、ピーナッツのような形をした3〜4mm程度の小さな臓器です。腎臓が左右2つあるように、副腎も2つあります。そんなまさしく豆粒のような臓器が体に影響を与えるの!?と思うかもしれませんが、とても大きな影響を与えています。

副腎皮質と呼ばれる部分からはいろんなホルモンが分泌されており、動物の体の状況に合わせてその分泌量をコントロールしています。副腎皮質機能亢進症は、そのコントロールバランスが崩れてしまい、主に糖質コルチコイドが過剰に分泌されることを言います。よく見られる症状としては、多飲多尿をはじめとして、脱毛、パンティング(ハァハァと荒い呼吸をすることです)、腹囲膨満(おなかが膨らんでいる様子です)、皮膚が薄くなるなど色々な症状が認められます。

外見上に特徴的な変化がでてくる事が多いので、私たちは診察する時に、お腹がポテッと膨らんでいて、皮膚が薄かったり、毛の薄い患者動物を診ると「なんとなくクッシングっぽいな」と、予想できたりします。ただ、全ての症状が出てくるとは限らないので、多飲多尿だけの症状だったり、脱毛だけが症状だったりすることもあります。

副腎皮質機能亢進症が疑われる場合には、エコー検査によって副腎の大きさを測定したり、血液検査でALPという項目の上昇が認められることが多いのでそれを調べたりして診断の助けにしますが、確定診断を下すのはコルチゾールというホルモン測定をすることでおこないます。

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