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2017.04.11

家電のあり方を変える!パナソニックがSXSWに挑んだ理由

家電のあり方を変える!パナソニックがSXSWに挑んだ理由

2017年3月、テキサス州オースティンで開催されたクリエイティブ・ビジネスの祭典「サウス・バイ・サウスウェスト」(SXSW)は、世界中から新しいビジネスアイデアが試される場所でもあり、かつ音楽や映画のフェスティバルの要素もある。大型展示会の他、世界中から各分野の専門家が登壇するセッションも人気だ。

初出展のパナソニックは、家電分野での新規事業創出を目的にした「Game Changer Catapult(ゲームチェンジャー・カタパルト)」の成果発表をSXSWで行った。各プロジェクトに対して来場者の反応を得るだけでなく、開発や事業パートナーとのオープンイノベーションのきっかけを求めて、SXSWを初披露の場に選ぶ勇断だった。その世界に向けての果敢なチャレンジに学ぶことは多い。実際にSXSWに参加して見てきた展示や人々の反応を紹介します。

◆Game Changer Catapult(ゲームチェンジャーカタパルト)とは

#家電のあり方にチャレンジ

家電のあり方を変える!パナソニックがSXSWに挑んだ理由

2016年5月、パナソニックのアプライアンス社は自分たちへの挑戦状でもある、ゲームチェンジャー・カタパルト(以下GCカタパルト)というプロジェクトをスタートした。

GCカタパルトは、これまでの家電の考え方の延長線ではなく、新しい発想で家電のあり方を見直して、ビジネスの発展と人材育成を狙っている。開発、製造、販売というメーカーの活動のあらゆるプロセスで社外との接点を持っていくというのだ。最初の開発のステージとして、社内で新規事業アイデアをコンペで選出し、自社のリソースやノウハウを活用してプロトタイプしたアイデアをSXSWに展示した。そして、そこで得たフィードバックその後の開発に活かしていくという流れだ。

GCカタパルトを率いる代表の深田昌則氏は、「家電は社会課題先進国の日本が新しい役立ち方を形にできれば、引き続きリードして行けるという意識を持っている。ここにものづくりあり、そしてテクノロジーのパナソニックがある、とアピールしたい」と意気込みを語ってくれた。「日本の社会問題、例えば高齢化や健康は世界の課題である。その課題解決に貢献するような事業を起こしたい」と世界への貢献を目指している。高みをめざし、自分たちが築き上げた家電のあり方を、自ら突き破ろうとしている。自分たちが築いたものを壊して超えていくことは、テクノロジーの進化でこれから急速な変化していく社会で重要な術であることを、見通している。

◆パナソニックならではのイノベーション手法

#社内をイノベーション創造の場に変革

大企業のオープンイノベーションといえば、社外のスタートアップ企業との協業を目指す動きが注目されている。社内にない開発アイデアやノウハウを取り込みたい、異分野とのコラボレーションやスピード感のある開発を取り入れたい、などの理由からだ。今回は、パナソニックは真逆を行く。

深田氏によれば「社内のアイデアから、世界に次にどう打って出るのか。大きなインパクトを持ってディスラプトしたい」社内に眠るアイデアや人材、ノウハウや技術を掘り起こし、人々の意識を変えて社内そのものをイノベーションを起こす場とすることだ。基礎研究から行い、歴史があり、グローバル展開するメーカーならではの自社の持ち味を生かす試みだ。

#デザイン視点と社外の柔軟な発想をとり込む

家電にとって商品価値を決めるといっても過言ではない、デザイン。外見だけではなく、UX(ユーザー体験)やUI(ユーザーインターフェース)においてもデザイン要素がとても重要になってきている。そのような背景と、若い力、また海外からの別視点を取り入れるために、GCカタパルトはアートとデザインの名門校であるパーソンズ美術大学(ニューヨーク)との共同プロジェクトを推進してきた。具体的には、大学内で新規アイデアを募集し、選抜されたアイデアに対してパナソニックの技術者やデザイナーが一緒になってそのアイデアを商品化して行く。今回のSXSWでは、このプロセスを経た「ウェルネスをテーマにしたウェアラブル機器」を題材にした2点が出展された。

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