■VYRUS『986M2 Strada』
世界中を探してもレアな方式であるハブステアを採用するもう一つのメーカーがVYRUS。ビモータのレース部門のエンジニア、アスカニオ・ロドリゴがハブステアにこだわって創立したメーカーである。その最新モデルはHONDA『CBR600RR』の599cc水冷直列4気筒DOHCエンジンを搭載して、108hp/1万3000rpmを叩き出す。しかも、装備重量わずか165kgしかないのだ。これはMOTO CORSEのカーボンパーツで軽量化しまくった結果だと思うが。完全なレーシングマシンだが公道仕様である。
ホイールは鍛造のアルミ、フレームはCNCアルミダブルサイドオメガプレート、フロントもリアもダブルロッカーアームプッシュロッドサスペンションとなる。
魚類を思わせる不思議なライト回りのデザイン。この顔がバックミラーに映ったらかなり笑えると思うのだが、ブチ抜かれたら悔しさもひとしおだろう。
左側にこんなに大量の表示がないボタンとダイアルが！ 使い方を覚えきれるだろうか。
こちらは全てのブラックで統一されたカラーリングの『986M2 Strada』
独自のデザインを持つ複雑な構造のフレームが、こちらのカラーの方がよりハッキリ分かる。
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