
■連載/おおしまりえの女ゴコロ研究所
「女が幻滅する瞬間」と聞いて、男性のみなさんはどんなシーンを思い浮かべるでしょうか。たとえば男性がご飯代をキッチリ割り勘した瞬間とか、男性の言葉が急に乱暴になった瞬間とかとか。考えられる状況はいろいろあるでしょう。
しかし女性が心の中で男性を見限る瞬間というのは、意外と些細な一言が発端であったりします。ポイントは「男性が発する言葉の殺傷能力×女性の状況」です。どんなときに女性の心は離れていくのか。今日は実際に男性から言われた「幻滅した一言」をご紹介します。
■がっかり度ナンバーワンは「彼女病欠×心配ゼロの言葉」
体調が悪いときというのは、どんな人でも周りへの気遣いをする余裕がなくなるものです。とにかくこの苦しみから逃れたい、と精一杯になるため、男性の些細な一言に「この人ってこんなに冷たかったの!?」と敏感になる瞬間が多いのだとか。
「風邪を引いて早退しようかなと会社で悩んでいたら、顔色の悪さをみた上司が『どうした?体調悪いのか?』と声をかけてくれました。それは本当にありがたかったのですが、『風邪で…』と説明したのに、なぜか彼の頭の中では生理痛による体調不良に変換され『女性の体は大変だもんな』と自己完結。いやいや、本当にただの風邪なんですと説明しても、まあいいから休むか早退していいよと。対応はありがたいんですけど、『この人って決めつけで人を判断しがちなんだ、気をつけよう』って私の中ではインプットされました」(30歳・広報)
理解があるんだかないんだかわからない上司ですが、いい人なのは間違いないのでしょう。でもこれがトラブルシーンだった場合、彼と分かり合うのは大変かもしれません。
「同棲していた彼のことです。体調が悪くて寝込んでいたら彼が帰宅。最初の一言が、『体調悪いんだー、俺のご飯どうするの?』って、子供じゃないんだから自分で考えろと思うし、優しさがあるなら俺が作るとか、買ってくるとか言ってくれればいいのに……彼と結婚したらきっと、家事は全任せだろうなと思ったら血の気が引きました」(28歳・営業)
彼女のことは自分のお世話係とでも思っているのでしょうか。まったく腹が立つというか、自分本意な人ですね。ちなみにこの話にはさらに続きがあるそうです。
「努めて冷静に『ごめん、ご飯作る余裕ないから、自分でなんとかして』と返すと、彼はしぶしぶ了承。しかしその後も洗濯物は?明日の飯はといろいろ聞いてくるので『自分で考えてよ!』って切れちゃったんです。そしたら『切れる元気あるんじゃん!』と一言。切れる元気があるんじゃなくて、ない力を振り絞ったんだっつーの!」(28歳・営業)
もちろんこの二人はのちにお別れしたそうです(笑)。結婚後に発覚したら、けっこう大変なタイプの男性かもしれません。みなんさんも無意識に女性に対してこんな一言、発していませんか?