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「キャップで稼ぐ!」福岡ソフトバンクホークスがMLBの球団グッズに力を入れる理由

2017.04.05

---球団のチェックは入るんですよね?

菊池氏:球団は、ライセンスに関しては管轄してなくて、MLBという組織が一括して管理しています。なので、複数ブランドが作っていてもOKなようです。「’47」を見て、これを日本で販売したいと思い、ボストンの本社に乗り込みました。ホークスとコラボしましょうと言って、翌年、できたのが「’47」とホークスのコラボキャップ。彼らが「’47」を初めて日本で正規品として卸した商品がこれです。

 この商品が、その後、これを見た他球団もうちもやりたいと手を挙げてくださり、今ではかなりの球団が「’47」のコラボキャップを販売しています。じつは当時、日本では「ニューエラ」しかMLBの帽子を売ってはいけないきまりだったのですが、このコラボキャップをきっかけにMLB側が日本でのビジネスをもっと伸ばそうという流れになり。

---それで「’47」のキャップが販売できることが決まって、キャップ専門というコンセプトで勝負しようと。

菊池氏:最初は周りのみんなが「帽子だけで勝負するの?」と言って、アパレルも売ったほうがいいんじゃないのかなどといった意見もたくさんいただいたのですが、私にも勝算はありまして(笑)。帽子を検索する人がどれくらいいるのかを調べると、ある程度のボリュームがあることはわかっていたんです。昨年の3月に立ち上げたばかりですが、すでに数百万円の売り上げが出ています。

---平均単価はどれくらいですか?

菊池氏:「’47」の場合、だいたい3000~4000円くらいです。もちろん、国内で売ってる球団の帽子よりも高いんです。ホークスの球団帽は2800円ですので、これと比べてもかなり高い。

---それでも売れるという自信はあった?

菊池氏:はい、売れると思っていました。最近は、若い女の子の間で、キャップコーデとか流行っていますし、ファッション誌とかがキャップを取り入れたコーディネートの特集をやるぐらい人気のアイテムになっていますので、勝算はあると思っていました。まだまだ、売り上げは小さいですが、これから伸びていくものと信じています。

---初年度の目標としては想定通りの数字が上がった?

菊池氏:はい。ただ、そのくらいの数字だと幹部が喜ばないので、最初にこれだけはいきますという花火を打ち上げました(笑)。うちのサイトは200人の人が来れば1人買います、と説明しました。平均客単価が5000円というデータはとれていたので、200人を2000人にすれば10倍、2万人にすれば100倍の売り上げになりますと。要は、その集客をどうやるかというのがポイントになるわけで。通販は、その掛け算でしかないので、そうやっていけば大丈夫だろうという確信はありましたね。

■その先に見据えるもの

---でも、他と同じものを売っていては勝てないですよね?そこはどういうふうにお考えですか?

菊池氏:私は、そうは思っていなくて、もう同じものでもいいかなって。我々のサイトにも世界観やブランドイメージで買ってくれるという方がいらっしゃると思いますし、これから帽子に関する様々な情報をサイト上に出して発信していきたいと思っています。その情報がどんどん蓄積されていき、帽子を買うつもりじゃないけど帽子のメンテナンスの仕方について調べているうちに、いつのまにか「&LOCKERS」を見ていた、みたいな人が増えて、帽子を買うんだったらここがいいんじゃないという流れを作りたいですね。

---「&LOCKERS」でしか買えない「’47」のキャップもあるんですよね?

菊池氏:もちろん、あります。こちらからリクエストしたものもたくさんありますよ。一方で、日本では少子化の波があって、子どもたちの人気もじわじわとサッカーに流れているじゃないですか。いろいろな場でもしょっちゅうテーマとして挙がっています。それを食い止めるためにも、オシャレなグッズを作って、野球の人気を取り戻す一助になればいいかと思っています。ベースボールのアイテムがファッションになる過程というのもあっていいかなって。野球とファッションの橋渡しになるようなことが、このサイトで実現できればすごくハッピーだと思いますね。

 試合が終わって球場から出てくる人って、みんな野球のユニフォームを着ていても、恥ずかしいのでみんな脱いでしまうんですよね。やっぱり"コスプレ"なんですよ。でも、アメリカだと違う。男性も女性もそのままの恰好で家に帰ります。あの文化を日本でも広めたい。ただ、野球人口が減っても、野球の文化が深く浸透していけば、市場規模が拡がるチャンスはあると思います。なので、お客さんにもっともっと寄り添って、野球文化の普及に一役担えるようなものにしたいと思っています。

■関連情報

「&LOCKERS」
https://andlockers.com/

取材・文/編集部

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