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2017.04.05

「キャップで稼ぐ!」福岡ソフトバンクホークスがMLBの球団グッズに力を入れる理由

 福岡ソフトバンクホークスといえば、今やパ・リーグだけでなく、日本のプロ野球球団の中でも屈指の強さと人気を誇る人気球団だ。現在では、パ・リーグで唯一年間200万人以上の観客を動員しており、これは巨人、阪神に次ぐ数字となっている。2004年の球界参入時から孫オーナーが「めざせ世界一!」と公言しているとおり、球団の経営状態も順調だ。2015年度には球団の年間売上が270億円を記録し、年間営業利益33億円という数字を出している。

 そんなソフトバンクホークスだが、球団経営の手法も他球団とは全く別次元の展開を繰り広げている。それを象徴するのが、同社のグッズ販売部門だ。自分たちの球団のグッズを販売するだけでなく、今や他球団のグッズ、それもMLBの球団グッズも幅広く展開し、売り上げを着実に伸ばしているという。そんなグッズ販売部門の仕掛け人が、福岡ソフトバンクホークス事業統括本部マーケティング本部商品企画部部長の菊池隆昭氏だ。異色の経歴を持つ菊池氏に話を聞いた。

「キャップで稼ぐ!」福岡ソフトバンクホークスがグッズビジネスに力を入れる理由

---菊地さんの経歴を教えてください?

菊地氏:大学を卒業して最初に入ったのは、電子部品や機器を扱う海外との合弁会社です。2年半ほどしかいませんでしたが、当時はバブルの終わりくらいで、電子部品の営業をしていましたた。

 もともと、父が印刷会社を共同経営してまして、将来そこを継ぐにあたって、もうちょっと現場に近いことを勉強しなきゃと思い、印刷関係のベンチャー企業に転職しまして、そこで一から技術を学びました。その後は、思うところもありシンクタンクに移り、そこもまた新規事業開発の仕事で、当時ITバブルの時代だったので、何社かのスタートアップ企業のコンサルなんかをさせていただきました。

 31、2歳くらいの時、そこを退社して、オーストラリアのほうに行き、ダイビングのインストラクターの資格を取ってから日本に帰ってきて、個人でダイビングショップを経営しておりました。いわゆる個人事業主です。その後、ソフトバンクが球団を立ち上げるという時期にホークスから声がかかったのですが、球団が好きでしたし、王貞治さんも好きだったので、悩んだ挙げ句、九州に行くことを選択しました。嫁を説得して(笑)。

---もともと野球をやっていたのですか?

菊池氏:一度もやったことはありませんね。でも、子どもの頃はジャイアンツファンでした。それもあって、王貞治さんが監督やってる球団は面白いかもしれないと漠然と感じていました。ただ当時は、ソフトバンクの買収は終わっていたのですが、どんな選手がいるかすら知らなくて(笑)。

---球団に入社された当時の話について教えてください。

菊池氏:当時、ソフトバンクホークスのプロパー社員を募集し始めて、私は9番目の入社でした。だから、社員番号も9番です。

 福岡に行ってから感じたのが、どこに行っても皆、ホークスファンなんですよ。そこから一気に話が盛り上がるみたいな。本当に地元の人たちに愛されているんだなって、すぐに感じましたね。皆さんからの視線が明らかに違うというのが驚きでしたね。逆に、我々が地元に貢献しなければならないという責任というか使命のようなものを感じました。

---入社した時は何部に配属されたんですか?

菊池氏:購買部です。商品、グッズを作る部署なんですけど、商品企画を僕らが受けて、製造してくれるメーカーを探しに行き、メーカーを選定して、そこに発注をかけて、生産し、グッズとして売れるような状態まで品質管理をしながら倉庫に納品するという仕事ですね。球団内部に「購買部」という部署をもっているところはいまだにないと思います。でも、経験はありませんでした。

---入社される前まで、ダイエー時代のグッズ関連の売り上げはどれくらいあったのですか?

菊池氏:それなりにあったと思いますが、やっぱりチームが変わると、ファンの皆さんは一斉にユニホームやグッズも買い替えるので、球団一年目はものすごい売り上げでしたね。店舗にはお客さんもたくさん入って、ユニフォームも最も高い5000~6000円ぐらいの価格帯の商品が飛ぶように売れていました。

---どんなものが売れていたのですか?

菊池氏:やっぱり、メインはユニフォームですね。それ以外に、当時はまだガラケーの時代でしたので、ケータイストラップ、タオルマフラー、キャップ、メガホンとか。今の売り上げのひとつの柱であるジェット風船も売れてましたよ。

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