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2017.04.23

なぜ頭から離れない?「脳内無限ループ曲」の撃退法

 都市では様々な音に囲まれて生活することを余儀なくされている。身の周りの音をコントロールし、また積極的に活用できれば、暮らしはずっと快適なものになりそうだが−−。

■快適な睡眠を管理&サポートするヘッドホン

 泊りがけの出張などで朝から動き回って疲れているはずなのに、宿泊先のビジネスホテルなどでそれほど良く眠れなかった経験を持つ人も多いのではないだろうか。普段と異なる環境に身を移したことよる精神状態の異変もあるだろうか、手軽に体調や“バイオリズム”の管理ができれば宿泊先での睡眠も普段と変わらないものにできるだろう。それを可能にするのがこの「Kokoon(コクーン)」というヘッドホンだ。

 英・ロンドンのベンチャーが開発したこの「Kokoon」は、快適な睡眠をサポートする“睡眠管理ヘッドホン”だ。ヘッドホンをして眠るなんて不可能だと誰もが思うだろうが、この「Kokoon」は頭を横にした時などでも耳とその周囲に加わる力を分散させるように設計されており睡眠を妨げることはないということだ。また音の気密性を確保したうえで熱と湿気を排出して換気する機能も備えており、蒸れを抑えているという。

快適な睡眠を管理&サポートするヘッドホン
移動中の睡眠もサポートする「Kokoon」。

◎動画はコチラ

 このヘッドホンの画期的なところはアーム部分に脳波測定器を内蔵し、装着したユーザーの脳波を常にチェックしている点だ。これによって機器がユーザーの入眠から睡眠、起床を検知し、例えば入眠時には眠りを誘う音楽を流したり、眠りに入ってからは自動的に音量が下がり、起床時に快適な目覚めを演出する曲をかけたりして眠りをコントロールするのだ。専用のスマホアプリと連動させて曲のストックを増やしたり、毎日の睡眠状況を記録することも可能だ。

 列車や旅客機など周囲が騒がしい場所でうたた寝したい場合は場合はホワイトノイズ(睡眠時のBGM)を流すなどして快適な睡眠をサポートする。もちろん、音楽プレーヤーに連動させるなどして普通のオーディオ用ヘッドホンとしても使える。音響製品としての基本構造は日本のオンキヨーが手がけているという点もポイントが高いのではないだろうか。

 この「Kokoon」はクラウドファンディング「Kickstarter」のプロジェクトとして生産資金が募られ、5月15日の開始直後の数日で目標金額の10万ドル(約1236万円)に達し、投資期間を延長して3週間が過ぎた頃には目標の十倍の100万ドルを突破している。人々の睡眠への関心の高さが伺える。

快適な睡眠を管理&サポートするヘッドホン
「Kickstarter」の「Kokoon」プロジェクトより。

 現在のところこの「Kokoon」はハイテクな“安眠グッズ”であるが、脳波を測定しているということで将来的には脳波の状態に応じた相応しい曲を自動的に選曲したり、短時間の睡眠を何度かに分けてとる「多相睡眠」をサポートしたり、なんと明晰夢(Lucid dream)をコントロールしたりする機能も考えられているということだ。また「Digital Trends」の記事によれば“睡眠学習”にも応用できる可能性があるということだ。

 睡眠と記憶の関係性は現在さまざまな研究が行なわれていて注目が集まっている分野だ。レム睡眠時に記憶を強化する働きがあることが発見されたり、先頃の実験では睡眠中のマウスの脳に人為的に記憶を形成させることに成功したりするなど、記憶と睡眠の関係の解明に向けて大きな一歩が踏み出されようとしているのだ。これらの研究の進捗によっては、この「Kokoon」を使って記憶力を向上させたり、効果的な“睡眠学習”を行なったりするなどの道が拓けるのではないかと期待されているのだ。

 現在の予定ではこの「Kokoon」は2016年2月に出資者に発送され、一般販売は来年3月以降になるようだ。一般販売時の定価は319ドル(約3万9500円)を予定している。質の高い睡眠に関心のある向きはチェックしてみてはいかがだろうか。

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