
チーズといえば、見た目も味も濃厚で、コクがあり食べ応えがある。お酒のおつまみなどが大好きでやめられないという人も多いのではないだろうか。そんなチーズだが、感覚として太りやすいような気がする食材でもある。そんなチーズの太りやすさの真相や、太りにくい食べ方などをチーズの専門家に伺った。
■チーズは太る?太らない?
チーズを含んだ食事メニューは、濃厚で食べ応えがあり、なんとなく太りそうなイメージがある。一方で、チーズはダイエットに効果的な食材だという説もある。果たしてチーズは太りやすいのか、太りにくいのか、その真相を、チーズプロフェショナルの資格を持つフードコーディネーター圓子チーズさんに聞いてみた。
「チーズはヘルシーで太りにくい食品です。チーズにはビタミンB2が豊富に含まれており、100g当たりのビタミンB2の含有量は、ゴーダチーズが0.3mg、カマンベールチーズが0.48mg、パルメザンチーズが0.68mgです。ビタミンB2の多い食品の代表である納豆は0.58mg、生たまごは0.43mgですから、パルメザンチーズは納豆や生卵より、ビタミンB2が多く含まれていることになります。
ビタミンB2は特に脂質や糖の分解にかかわる働きがあるため、豊富に含まれていたほうが現代人にとっては好都合です。現代人の食事は比較的、脂肪を多く摂取しているため、脂質をエネルギーに代えるにはビタミンB2が不可欠だからです」
■食べ方によっては太ることも!太りにくいチーズの食べ方とは?
ダイエット時に活用したいチーズだが、少々注意点があるという。
「チーズは栄養のバランスが良く、糖質がほぼないため、ダイエットに最適な食品です。ただしチーズには脂肪が含まれているため、食べ過ぎは禁物。特に脂肪が多く含まれているクリームチーズなどは注意が必要です。
チーズ1日分の適量は、6Pのプロセスチーズで3個分に該当しますので、それ以上の摂取はおすすめできません。だた、カッテージチーズなら、脱脂して作られているため、多少は量を気にせず食べることができます」