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2017.03.30

中身もスゴい「日本タイトルだけ大賞」の大賞作品

『日本タイトルだけ大賞』の大賞作品を全部読んでみて気づいたこと

2009年に始まり、毎年12月に選考が行われている『日本タイトルだけ大賞』。これは、その年に出版された書籍の中から、タイトルのインパクトと面白さが際立っているものを選出するもので、(株)オトバンクが運営するブックレビューサイト『新刊JP』が後援している。

この賞の立ち上げのきっかけは、オトバンクの上田渉代表取締役会長と公認会計士の山田真哉氏のランチの席上での、なにげない会話だったという。当時話題となっていた『エア新書』(架空の新書の著者とタイトルを集めた本)や山田氏の著書『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』から、「本はタイトルがかなり重要」という話になり、「タイトルのセンスのみを問う賞を作れば面白いのでは?」という発想に結びついて、『日本タイトルだけ大賞』が爆誕した。

上田会長と山田氏、それに「サラリーマン・クリエーター」として活躍する吉永龍樹氏の3人が実行委員会となって切り盛りする本賞は、2016年で第9回を迎えている。

本賞の選考は2段階に分かれ、まず11月頃に一般からの他薦(ノミネート)を受け付ける。これにはTwitterが使われ、書籍タイトル、著者、出版社、コメントをつぶやくことでノミネートされる。そして12月に、実行委員会とゲスト審査員が、数々のノミネート作品の中から、大賞から残念賞までの受賞作を決めるという流れになっている。

中身はあえて読まず、純粋に書籍のタイトルのみが優劣の判定となるのが賞の特徴であるが、どの受賞作も中身を読んでみたくなる魅力を放っている。そこで今回は、日本初の試みとして、過去の大賞受賞作9点を全部読み、それぞれについて寸評をしてみた。

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