人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2017.03.25

もはや他人事じゃない!?マルウェアに感染したモバイル端末が企業に与える損失額は?

社員が社用のモバイル端末を携帯する企業が増えている。当然、問題になるのが、そのセキュリティー大作だが、モバイルマルウェアの感染によって、企業にもたらされる損害はどれくらいなのだろうか。Lookout, Inc.が2015年に、プライバシー、データ保護や情報セキュリティに関する調査を得意とするPonemon Instituteと協力して、調査報告書「モバイル端末からの機密データ漏えいにおける経済的リスク」を発表しているが、Forbes誌の発表する世界の公開会社上位 2000 社のランキングリストである「Global 2000」の企業のIT及びITセキュリティ分野の従事者 588 名を対象とした調査では、モバイル端末で企業情報にアクセスする際のリスクを検証し、実際にモバイルマルウェアが企業に与えうる損失を測定している。企業の生産性の向上の重要性が唱えられ、モバイル端末の業務利用が普及する中、いかにモバイル端末のセキュリティ対策が重要となるかを明らかにしている。

ここで公開された調査結果のうち、特に注目したいのは、モバイルマルウェアの感染によってもたらされる損害額が算定されている点だ。感染端末全てを調査・復旧した場合には直接費用に加え、コンプライアンス違反や信用の喪失といった間接費用も含み、感染端末一台あたり 106万2320 円(9485 米ドル)もの損失となることがわかった。実際に今回の調査対象企業のモバイル端末の平均3%に当たる 1700 台以上の端末がマルウェアに感染していると考えられている。

モバイル端末からの機密データ漏えいにおける経済的リスク

また、社員のデータアクセス内容を適切に把握していると回答している IT セキュリティ担当者は56%で、さらに IT セキュリティ担当者の認識と実際の社員のモバイル端末利用状況の実態が乖離していることが判明した。実際に社員がアクセスしている業務関連の機密データはITセキュリティ担当者が考えているよりずっと多く、特に機密性の高い情報では IT セキュリティ担当者の認識と実態の隔たりが大きくみられ、社員個人を特定できる情報(セキュリティ担当者 18%の認識に対し社員 52%)、機密/極秘文書(セキュリティ担当者の認識 8%に対し社員 33%)、顧客情報(セキュリティ担当者の認識 19%に対し社員 43%)との結果となった。

モバイル端末からの機密データ漏えいにおける経済的リスク

ルックアウト・ジャパン株式会社 執行役社長の大須賀雅憲は次のように述べている。「モバイル端末の業務活用が広まるにつれ、社員は好きな場所、方法、時間に生産性の高い業務を行なうことが可能になってきましたが、セキュリティに対して注意を払っている企業は多くはありません。生産性向上のため、モバイル端末を使ったより柔軟な働き方が求められている一方、そのリスクは具体的には検証されておらず、IT セキュリティ担当者が適切なセキュリティ対策を取りづらいのが現状です。生産性を高めるためのモバイル端末利用の利点を損なうことなく、安全に端末を使うことのできる環境を整えることこそ、2016 年に企業に求められていることではないでしょうか」

【調査概要】
調査対象:Global 2000」の企業に勤める米国在住 IT および IT セキュリティの専従者 558 名(内 90%の企業がアジア・太平洋地域に事業展開)
調査期間:2015 年 9 月

 

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年7月16日(火) 発売

DIME最新号の特別付録は超強力なUSBモバイル扇風機!大特集は「夏の新製品辛口評価テスト」!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。