
■連載/90年代スニーカー再考!Sports Lab by atmosのディレクターがおすすめする90年代スニーカー傑作選
ナイキの『NIKE AIR MAX 95』や、リーボックの『Instapump Fury』といった誰もが知る名作が牽引し、社会現象にもなったハイテクスニーカーブーム。NBA人気に伴う『AIR JORDAN』シリーズの流行。90年代は、現在でも愛され続けているスニーカーが数多く生まれた。90年代にオリジナルが発売されたモデルの復刻、当時流行ったモデルのアップデートバージョンのリリースなど。今でもスニーカーシーンにおいて90年代的なものは色濃く残っている。そこで「Sports Lab by atmos」でディレクターを務めるKOJIさんに、大人に履いてほしい"90年代を感じる最新スニーカー"を5足紹介してもらった。
■KOJI'S SELECT 1

PUMA×Titolo×atmos
DISC BLAZE"DESERT DUSK"
1万8000円(税別)
ナイキの『AIR MAX 95』や、リーボックの『Instapump Fury』とともに、90年代のハイテクスニーカーを牽引したプーマの『DISC BLAZE』。今作はプーマと「atmos」、そしてスイスのスニーカーショップ「Titolo」のトリプルネーム。砂漠の夕暮れをコンセプトにした独創的なカラーリングが魅力だ。
KOJIさん:ハイテクスニーカーブームを体験した方にとっては、おなじみのモデルだと思います。最近のプーマでいえば『PUMA SUEDE』や『CLYDE』の人気が高いですが、『DISC BLAZE』もやはり名作です。つま先のデザートカモは砂漠をイメージしたもので、バーガンディとオレンジは夕暮れを連想させるもの、そしてエメレルドグリーンのクリアソールはオアシスを表現したものです。当時、雑誌で見て気になっていたけど履けなかったという方に、ぜひ履いてほしいです。
■KOJI'S SELECT T 2
asics Tiger
GEL-LYTE Ⅲ
1万5000円(税別)
1990年に発売されたランニングシューズ、『GEL-LYTE Ⅲ』。その象徴といえる、シュータンを足首部分と一体化させながら縦に大きく2分割したスプリットタンは、フィッティング性能を高めるために考案されたもの。2015年にアシックス タイガーブランドで復刻されて以降、ブランドを代表する人気モデルとなっている。
KOJIさん:1990年当時は、リアルなランナーたちに支持されていたようなんですが、ストリートシーンでは、それほど注目を集めていたモデルではありません。『GEL-LYTE Ⅲ』が90年代に発売されたスニーカーだと知っている方も、それほど多くないのではないでしょうか。実際に足を入れてみると、フィット感も、クッション性もよく、とても快適です。大人が履きやすいデザインですし、スウェードとヌバックを組み合わせたこのモデルは高級感もあります。
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