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すべてがレベルアップした『プリウスPHV』は買いか?

2017.03.15

 4代目となる新型『プリウス』から新設計のプラットフォーム「TNGA」(TOYOTA NEW GLOBAL ARCHITECTURE)を採用し、段差を乗り越えた際やカーブを曲がるような身近な場面でもより骨格がしっかりとしハンドリングや乗り心地の質を高めているのがわかる。『PHV』のシステムの基本設計は『プリウス』をベースに、充電機能を持たせたモデルであるためそれは変わらない。

 しかし『プリウス』に対し、車重が約150kg重い『PHV』はよりドッシリと路面を捉え、ステアリングフィールも幾分か重く、それが感覚的には重厚感をアップさせている印象を受けた。加速から直進走行をした時の安定感やコーナリング時のリヤのドッシリとした安定感はリヤに重いバッテリーを搭載していることで、重さがネガになるというより前後重量バランス向上に働いているようだ。

 開発者のほうから足回りのチューニングに苦労したという話を伺い、確かに重厚さのなかにしっとりとした動きと乗り心地が感じられた。が、個人的にはよりサスペンションがもう少ししなやかに動いたらハンドリングがイキイキするかもという欲が出る。『PHV』専用のパーツを走行性能にももっと積極的に採用できたら、それも叶うかもしれないが、それもこれもベースとなる車体や足回りの剛性感を確かに感じられたから、そう言いたくなるのだ。

 快適装備にはシートヒーターのほかステアリングヒーターまで採用されている。加えてガスインジェクション機能付きヒートポンプオートエアコンの効果にも期待したい。実はこれまで冬場は暖房使用と駆動用バッテリー温度の低下が要因となり、EVモード中でもエンジンがかかる頻度が高かったのだ。これらヒーター系の電化もエネルギーマネージメントと快適さを『PHV』らしく向上させているひとつ。

総合的にレベルアップした『プリウスPHV』は買いか?

 今回のモデルでは、『PHV』が走行性能を高めているだけでなく、自宅ガレージでの充電(100V)が可能なだけでなく非常時においては給電器としてガソリン満タン状態なら1500Wの最大出力で日常やアウトドアで2日程度の電力供給も可能だそうだ。『PHV』のスタートプライスは326万円(税込み)〜でハイブリッドの『プリウス』より価格は270万円(税込み)とかなり差があり、それを実燃費で稼ぐというのは少々先の長い(走行距離)話になってしまう。が、先進性と『PHV』ならではの特性を付加価値として考えたら、購入リストの先頭にあってもよいモデルになるかもしれない。

総合的にレベルアップした『プリウスPHV』は買いか?

■関連情報
http://toyota.jp/priusphv/

文/飯田裕子

モータージャーナリスト。雑誌、ラジオ、TVなど様々なメディアで様々なクルマ、またはクルマとの付き合い方を紹介するほか、ドライビングスクールのインストラクター、シンポジウムのパネリストやトークショーなど、活動の場は幅広い。

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