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2018.03.06

斬新なアイデアを生み出すシャワータイムの効能

 これからのビジネスパーソンにますます必要とされてくる能力、それは創造性だ。斬新なアイディアはいったいどこからやってくるのか? クリエイティビティは所詮、生まれ持った才能ということになるのだろうか? しかしそんな心配は無用のようだ。訓練や心がけ次第ですべての人が創造性溢れる人物に変わることができるという。

■斬新なアイディアを生み出す“シャワータイムの効能”

 とりあえず急な用事がなくなり、ホッと一息つきながらシャワーを浴びている時に意外なアイディアが浮かんだり、過去の何らかの経験が突如よみがえってきたことはないだろうか。このような“シャワータイムの効能”は決して偶然などではなく、科学的に説明できるものであるということだ。情報サイト「Buffer」の2013年の記事は“シャワータイムの効能”を賞賛し、そのメカニズムを科学的なアプローチで解説している。我々すべての人間はクリエイティブで、それどころか我々全員、きわめて創造性に溢れた存在なのであるという主張に基づいた興味深い記事だ。

 アメリカ国立聴覚・伝達障害研究所(NIDCD)の研究者などによって2012年に発表された研究は、アドリブで歌詞を次々と言い放つラッパーの脳をfMRI(磁気共鳴機能画像法)で計測して脳の働きを研究している。つまりクリエイティブな状態にあるときの脳を詳しく分析したのだ。実験によれば、即興の歌詞を口ずさんでいるときのラッパーの脳は、日常の生活で活発に働くDLPFC(背外側前頭前皮質、dorsolateral prefrontal cortex)の活動は鈍くなり、代わってMPFC(内側前頭前皮質、medial prefrontal cortex)の活動が活性化していたということだ。日常生活で活躍するDLPFCは人間行動の計画、記憶、組織化、規制などを司っているといわれ、一方のMPFCは出来事や事の経緯を感情的な反応に結びつける活動、つまり創造性に関係しているといわれている。

今すぐできる創造力をアップさせる9つの習慣
Buffer」より。

 ではこのMPFCを活発ならしめているものは何なのか? それは脳内の神経伝達物質であるドーパミンであるという。人がクリエイティブな状態にあるとき、脳のMPFCの部分に盛んにドーパミンが流れ込んでいるのだ。逆に言えば、ドーパミンが脳をクリエイティブな状態にしているのである。また一方で、日常生活の主役であるDLPFCの活動がほとんど休止していることもまた創造性の発揮に大きく関係しているという。DLPFCの働きが止まることで、しばし日常を離れて自由な発想が生まれやすい状態にセッティングされるのである。ちなみに睡眠時もこのDLPFCの活動はきわめて低下している。

 ラッパーが即興で歌う際には、いわば自発的に日常を忘れてMPFCの働きを活発にしていることになるのだが、何も歌手や芸術家でなくとも、この2つの条件が揃う状況がある。そのひとつが“シャワータイム”なのだ。いったん頭の中をからっぽにして温かいお湯を浴びることで、ドーパミンが分泌されDLPFCが活発になり、いいアイディアが生まれるチャンスが高まるのである。したがって記事では不意に浮かんだ斬新なアイディアをすぐに書きとめておけるように、シャワールームにもメモ帳と筆記具を備えておくことを推奨している。もちろんシャワーだけでなく、バスタブに浸かっても同様の効果が得られるだろう。生活の中で訪れるこうした“芸術家モード”のタイミングをうまく活用しない手はない。

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