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聖徳太子は犬を飼っていた!?ドローンになったゆるキャラ「雪丸」がガイドする奈良県北葛城郡王寺町

2017.03.10

■CGを一切使わない“味のある”実写に

 実は本作品、CGを一切使っていない。すべて実写なのだ。今やリアルを超えるリアルを生みだせるCG。それを一切使わない挑戦によって、苦労も絶えなかったようだ。

「そもそも本格的なキャラクタードローンというのは前例がなかったため、本当に飛べるのか?というところから挑戦がスタートしています。特に“重さ”が重要でした。重すぎると飛ばないですし、バッテリーの持ちが悪くなって撮影に耐えられません。しかし軽量化を追求すると、耐久性の問題も出てきます。何度もテストフライトを重ね、製作には5ヶ月ほど費やしました。撮影時は風の抵抗に苦労しました。通常のドローンは風の抵抗を最小限に食い止めるよう、余分なパーツは削られています。しかし雪丸ドローンは余分なパーツ(肉)だらけで、形状も大きい。風の抵抗も計算した上で飛ばすのには一苦労でした」(制作を担当した広告代理店)。

世界初!?ゆるキャラをドローンにして飛ばしちゃった『雪丸散歩』

『雪丸散歩』特設サイトでは、雪丸ドローンをスタイリッシュに紹介する動画もアップされている。

 しかしこのおかげで、雪丸がふらつきながら空中散歩する“味のある”撮影ができたそうだ。CGの完璧な仕上がりでは、雪丸がふらふら漂う可愛らしさは表現できなかっただろう。本作品のラストカット、夕焼けに向かって飛んでいくシーン。本当は画面中央に雪丸がいてほしかったのだが、風にあおられ中央からズレた。これもCGでは出せない“味のある”仕上がりだ。

世界初!?ゆるキャラをドローンにして飛ばしちゃった『雪丸散歩』

 かつて聖徳太子と雪丸が愛した町には、今でも穏やかで味のある街並みと人々の笑顔があふれている。コンクリートジャングルで心を打ちつけながら仕事をしている都会人は『雪丸散歩』を見て、忘れかけていた“和み”の精神を思い出してほしい。そして休日には王寺町にふらふら遊びに行ってもいいだろう。王寺町は大阪のベットタウンでもあるので、そのまま定住するのもアリかもしれない。

【放送作家いのうえによる「独断と偏見ジャッジメント」】

ストーリー    ★★★
ヘンテコ具合   ★★★★★
“味”      ★★★★★
あふれる地元愛  ★★★★
インパクト    ★★★★★
*採点は各項目5点満点で判定

取材・文=いのうえゆきひろ

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