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企業ニュース
2018.05.09

セクハラ勧告を受ける男性上司の特徴

「セクハラ勧告を受けた男性は、大抵、驚いてぽかーんとされます」

 企業内ハラスメントのアドバイザーとして、延べ1500件以上の相談を受けてきた行政書士の中田孝成さんは、男女間の認識にかなりの温度差があることを指摘する。

「はっきり『ノー!』と言えないタイプや、立場の弱い女性がセクハラを受けるんです。ですから、派遣社員の被害が多いですね。ノーと言わないのは、単に契約を更新してもらえないと困るからです。それなのに『イエスなんだ』と解釈するのが間違いなのです」

 たとえ恋人同士だったとしても、女性の心変わりを認めず失敗する男性も多いという。

「問題の多くは、もともと交際していたカップル間なんです。つきあっている時に、毎日一緒に帰っていたとします。でも、ある日別れた。それなのに男性は『彼女がちょっとすねてる』くらいに考えて、次の日も次の日も出口で待っている。女性からすれば、それは迷惑なストーカー行為だし、だんだん恐怖や憎しみに変わっていくんです」

◆「わぁ、うれしい!」は本心ではない

 セクハラ認定は、基本的に「職場において」という場所の定義がある。任意の飲み会はセクハラの対象にならないが(強制猥褻など具体的な行為は訴訟の対象)、職場の関係でしぶしぶつきあった場合は、セクハラの対象になり得る。つまり、相手の「しぶしぶ」に気づく感性が必要なのだ。

「今度食事に行く?」と誘って「うれしい! 光栄です」と言われたら悪い気はしないだろう。ましてや、ちょっと気になる異性が笑顔でそう答えてくれたら、期待を持つかもしれない。しかし、それは誘う側の心理であって、誘われる側の心の声は異なる。

「『声をかけてくれたのはうれしいけれど、行きたくはない』というのが本音です。管理職になったら、常に、ノーと言えない立場の人を誘っていることを肝に銘じておかなければいけませんね」

◆距離感が見えないソーハラ

 ソーハラ(*)は新しいジャンルのハラスメント。ネット上という職場外で精神的苦痛を与えるもので、問題は複雑だ。「部下に近づく手段としてSNSを利用する上司が問題になっていますが、距離感を見失ってしまう点では、現実世界と一緒。職場を離れたからといって、会社の上下関係が解かれたと思うのは勘違い。誰だって、上司からプライベートの会話に入り込まれたら不愉快ですよね。また、友達申請や『いいね!』の催促は、部下にしてみれば圧力や嫌がらせです。ソーシャルメディアの乱用は、相手の表情が見えないだけに一方通行になりやすく、想像以上の苦痛を与えるので、要注意です」

*ソーハラ=ソーシャルメディアによるハラスメント。ネット上での執拗なコミュニケーションの要求が問題になっている。

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