3.本みりん
どの家庭にも必ずあるといってもいい調味料、本みりん。煮物などに使うイメージが強いが、これも砂糖の代用甘味料となるのだそうだ。
●特徴
「本みりんは、主に料理に使うことが多く、甘みの他に素材の臭み消しや柔らかくさせる効果がありますが、スイーツなどにも使うことができます。みりん風調味料と本みりんとありますが、原料がシンプルな本みりんを選びましょう」
●おすすめの食べ方
「甘みを出すコツは、アルコールを飛ばすこと。これを『煮切りみりん』といいます。本みりんを鍋にかけ、量が半分くらいになるまで煮詰め、とろみが出たらできあがり。煮切りみりんはプリンのカラメルソースのような風味で、主に和風のシロップのように使え、少量の醤油と混ぜれば『みたらしタレ』になります。蒸したサツマイモなどにかければ即席の大学芋になりますし、純ココアと混ぜれば、簡単チョコシロップにもなります」
煮切りみりんを使ったブラマンジェ(カラメルソースにもみりん使用)
ネイチャースイートソース、麹甘酒、そして本みりん。トレンドのものから手作りできるものまで出そろった。いずれも自然な甘みが楽しめるのが魅力といえそうだ。
●教えてくれた人:izumiさん
発酵食料理研究家。東京都内や近郊中心に発酵食品の活用法講座を開催。
マーケット調査やMD、企画の経験を活かし、ウェブライターや食育インストラクターとしても活動中。
http://cyuramoon.minibird.jp/
取材・文/石原亜香利
※記事内の情報は取材時のものです。