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2018.03.09

アレルギーの原因アレルゲンは体のどこから侵入してくるのか?

すでに花粉症でお悩みの方も多いはず。ところで、アレルギーの原因物質となるアレルゲンはどこから体内に侵入してくるのだろうか。雪印ビーンスタークが以前、女性800人を対象に、アレルギーに関する意識調査を行なったところ、アレルゲンが赤ちゃんのからだのどこから入ってくるか理解しているお母さんが意外と少ないという調査結果が出た。

■アレルギーの予防や治療のために知っておきたい、アレルゲンの侵入経路

アレルギーは原因となるアレルゲンがからだの一部に侵入することで始まる。たとえば花粉症に代表されるアレルギー性鼻炎は「鼻」や「目」、赤ちゃんに多い新生児・乳児消化管のアレルギーは「小腸」、アトピー性皮膚炎をはじめとする様々なアレルギーは「皮膚」が、アレルゲンの主な侵入経路となる。

■子どもに多いアレルギーのアレルゲン侵入経路はあまり意識されていない可能性も

この調査結果では、2歳の子どもをもつ女性のうち「鼻」をアレルゲンが侵入するからだの場所(器官)だと認識しているのは7割、「目」や「皮膚」は5割、「小腸」は1割だった。また小児喘息にかかわる「気管」については2割だった。

花粉症にかかわる器官については花粉症シーズン前の11月の調査であっても、7割が認識していたが、これはアレルギー性鼻炎の高い有病率を反映した結果と考えられる。一方で、子どもに多いアレルギーがかかわる器官に関しては、それほど意識されていない可能性があることもうかがえる結果となっている。

■アレルギー反応とは

私たちの皮膚や粘膜には、外からやたらに体の中に物質が入ってこないようにするバリア機能と呼んでいる仕組みがある。このバリア機能が何らかの原因で破綻するとそこから、体のなかにウイルス、細菌、アレルギーの原因となる、ダニ、ほこり、花粉、食物などが入り込む。侵入してきた物質は、抗原と呼ばれ、アレルギーの原因になるものは特にアレルゲンと呼んでいる。抗原やアレルゲンが侵入すると、皮膚や粘膜の直下にいる抗原提示細胞がそれらを見つけて異物として認識する。

■食物アレルギー食物のアレルゲン侵入経路について

日本小児アレルギー学会の「食物アレルギー診療ガイドライン」によると、「食物アレルギーは、『食物によって引き起される抗原特異的な免疫学的機序を介して生体にとって不利益な症状が惹起される現象』と定義される。原因食物の体内への侵入経路は経口、経皮、経気道、経粘膜、経胎盤あるいは注射などが考えられる。と記載し、症状誘発に関与する食物アレルゲンが生体に進入する経路は問わないを明記している。

また食物アレルギーに関する書籍「国立病院機構福岡病院の食物アレルギー教室(柴田瑠美子・著 講談社2015年10月発行)」によると、食物アレルギーは「世界的に最も増加しているアレルギー疾患」であり、「アナフィラキシーショックなど重症の誘発症状を起こすこと」もある、と紹介されている。

さらに同書では「皮膚からの食物感作はIgE抗体をより作りやすくする傾向がある。とくに湿疹などで皮膚のバリア機能が低下している乳児では、皮膚に食物アレルゲンが接触して感作が起こり、食物アレルギーを発症することが指摘されている。このように皮膚を経由した場合であっても、一度感作が成立してしまえば、アレルゲン食物を食べると食物アレルギーの症状が起こることになる」と記載されている。

【調査概要】
調査期間:2016年11月
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:2歳の子どもを持つ女性20歳~49歳 計800人

文/編集部

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