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2017.02.25

酒コミュニケーションが楽しい「MARUNOUCHI TRAVEL LAB」のお手軽ガストロノミーツアー体験レポ

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

◆新しい食ツーリズム市場創造のために生まれた研究所「丸の内トラベルラボ」

 地方創生事業、マーケティング事業を手掛けるウィラーコーポレーションが、「旅・食・地域」をキーワードに、各分野のプロを集めビジネスコンサルティングを行う「MARUNOUCHI TRAVEL LAB(丸の内トラベルラボ)」を有楽町ビル1階に開設した。

旅行代理店?日本酒バー?有楽町ビル1階に出現した、「丸の内トラベルラボ」とは?

 5坪のスペースにカウンターが設置され、日本酒がずらりと並び日本酒バーのようにも見えるが、企業と自治体が連携して新しい旅行スタイルを提案し、プロモーションや相談窓口としてプラットフォームとしての機能を持っている。また、新たにスタートするウォーキングツアー「バルホッピング」のスタート地にもなる。

 発表会にはウィラーコーポレーション代表取締役の村瀨 茂高氏、「丸の内朝大学」などの数多くの地域プロデュースや企業ブランディングなどを手がけ、地方創生に深く関わっている古田 秘馬氏、三菱地所、三菱地所プロパティマネジメントなど関係者が集まった。

旅行代理店?日本酒バー?有楽町ビル1階に出現した、「丸の内トラベルラボ」とは?

 旅行代理店や広告代理店、コンサルティング会社などの組織が推進する従来のスタイルでは新しい価値が生まれにくいとして、「楽しむこと」「食べること」にかけてのプロフェッショナル集団がプランニングから、実行、検証、改善にいたるまでトータルで行い、食ツーリズムを徹底的に研究することで、新しい旅のスタイルを創造する場所として丸の内トラベルラボは誕生した。

 古田氏は丸の内朝大学で実施した、讃岐うどんで有名な香川県三豊市のケースを紹介。行政が行っているうどん店を網羅した「うどんマップ」というPRでは、旅行者が回れる店は限られており、実際にはお金はあまり落ちないと、うどんの生産者や製麺所を周り、うどんの知識や歴史など学びと食をパッケージにしたツアーを企画。授業料、交通費、滞在費で10万円を超えるツアーが、30分で予約が埋まったという。

「パッケージにすることでコンテンツに価値が出る。地域で必要なのは新しいコンテンツ探しや、施設を作ることではなく、今あるものを違う角度から見たら、どんな価値が生まれるかということ。これが地方創生のキーワードであり、丸の内トラベルラボの役割。自治体から予算をもらってリングサイドから応援するのではなく、プレイヤーとなってどう稼げるかを統合的にやっていくのがプロジェクトの目的だ。

 地域と都市、地域内を繋いで価値を生んでいる人たちにプロデューサーとして入ってもらうが、それぞれの立ち位置を活かして一緒に組むときは総合的なプロデュース力が必要なので、丸の内トラベルラボはその役割を担っていく。

 インバウンドに関しても延べ140か国、数十万人がバスを利用しているウィラーグループのデータベースを活かし、どの国の人が日本のどの地域に行くか、その地域は誰に価値があるのを明確にできる。また、フルで働くことはできなくても、月に数回なら得意な言語や食の知識を生かして地域に貢献したいと思っている都市部の人材を地域に活用するために、10年間丸の内朝大学でやってきたノウハウも活かしたい。観光地づくりではなく、関係づくりがキーワードとなる」(古田氏)

 丸の内トラベルラボの最初の取り組みが「バルホッピング」と呼ばれる、食べ歩きミニツアー。食を介しながら、初対面の人や外国人とのコミュニケーションを楽しめるとして、スペインなどヨーロッパで親しまれている。ツアーにはガイドとして、その分野に詳しいナビゲーターが同行する。

 こうしたナビゲーターや、定期的に地域で活動するプロとして、都市部の人材を育成する取り組みも丸の内ラボで行っており、就業者が多く人材の宝庫でもある「大丸有地区(大手町・丸の内・有楽町)」に着目。同エリアはインバウンド観光やインバウンドビジネスの拠点でもあり、自治体のアンテナショップも多く存在する地域情報発信エリアでもある。同エリアのファシリテーター役を担っている一般社団法人「エコッツェリア協会」が、これらの利点を生かし人材育成をサポートする。

「バルホッピングはまだ旅行会社の企画に近い状態だと思っており、ナビゲーターには作った商品を案内するだけでなく、顧客の声を聴きとって、それを反映した企画を作れる人材を求めている。こうしたナビゲーターが増えれば商品が多種多様化していくと思う」(村瀨社長)

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