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画期的なAF方式を搭載したキヤノン『EOS M6』EVFキットは買いだ

2017.02.25

■連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所

キヤノンの新製品3兄弟でズバリ買いは『EOS M6』EVFキットだ!

■Introduction

2月15日にキヤノンから春の新製品が発表された。一眼レフのプレミアムエントリーモデル『EOS Kiss X9i』とその少し上の男性向けモデル『EOS 9000D』、そしてミラーレスの『EOS M6』の3モデルにDual Pixel CMOS AFが大盤振る舞いされたのだ! キヤノンの場合はカメラのグレードによって与えられる機能が厳しく決まっており、そのピラミッドの頂点に君臨するのが『EOS-1D X Mark II』である。同社のフラッグシップモデルであり、フルサイズセンサー搭載のプロ用一眼レフである。機能も性能も価格も最高であり、その地位に揺らぎはない。OLYMPUSのように入門機だけど新製品なので、フラッグシップに未搭載の最新機能を載せちゃいました... といったお茶目な例外はあり得ない。

キヤノンのアドバンテージであるDual Pixel CMOS AFとは、一般の一眼レフが撮像素子とは別にAF専用の素子を使った位相差AFであるのに対して、撮像素子の全画素が位相差AF用としても使えるという画期的なAF方式なのだ。一般の一眼レフのAFエリアはセンター中心の一部なのに対して、Dual Pixel CMOS AFを採用した一眼レフはミラーレスのように画面の好きな位置にAFエリアを設定できる。当然、ピラミッドの頂点から採用されて、今回、とうとう入門機に搭載が許されたのだ。

実はDual Pixel CMOS AFの恩恵を最も受けるのはミラーレスである。なぜならミラーがないのでコントラストAFしか使えなかったのだが、最近になって撮像素子の一部に位相差AF素子を埋め込む像面位相差AFが実用化された。この方法では限られたエリアにしかAF素子を埋め込めず、測距点が少なくそれを補うためにコントラストAFと併用したハイブリッド型が多かった。OLYMPUSは、速度で劣るが暗い所に強くピントが正確で広い測距範囲を持つコントラストAFを進化させ、コントラストAFで大まかにピントを合わせてシャッターを押した瞬間、位相差AFになるというハイスピードイメージャAFを採用。LUMIXは空間認識AFと名付けた方法で従来のコントラストAFに比較して、高速度で高精度を両立したという。FUJI FILMも像面位相差とコントラストAFを併用している。SONYはハーフミラーを使って位相差AF素子と撮像素子の両方に光を当てる方式を編み出したが、厳密に言えば撮影用の光が減って暗くなるという弱点がある。Dual Pixel CMOS AFは1画素が2個のフォトダイオードで構成され、この2個の光の位相差を使ってAFを駆動させる。撮影時には2個の信号を足し算して画像を記録する。この方式の優れた点は交換レンズを選ばず、広い範囲でピントが合わせられ、高速でAFを駆動できることだ。それは『EOS M5』で実感できた。

キヤノンの新製品3兄弟でズバリ買いは『EOS M6』EVFキットだ!
発表会でもDual Pixel CMOS AFがエントリークラスに採用されたことが強調された。

キヤノンの新製品3兄弟でズバリ買いは『EOS M6』EVFキットだ!
左がDual Pixel CMOS AFの仕組みフォトダイオードAとBがペアになっている。右はHybrid CMOS AF IIIで、撮影用センサーの替わりにところどころに位相差AF画像を配置している。

キヤノンの新製品3兄弟でズバリ買いは『EOS M6』EVFキットだ!
動き続ける被写体ではDual Pixel CMOS AFが有利で、AFが外れることなく合い続けるという。

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ピラミッドの頂点から底辺にまでDual Pixel CMOS AFが降りてきた。

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