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「責任は俺にある」と軽々しく口にする社員の特徴

2017.02.26

■責任感が希薄

「責任感が強い」のではなく、むしろ、「責任感が弱い」可能性が高い。責任感が強く、問題を真剣に受け止めているならば、わざわざ、「責任は自分にある」とは言わない。そんな時間や心の余裕はなく、解決に向けてひたむきに取り組むはずだ。むしろ、同情をしてもらいたい、と願っているのかもしれない。あるいは、「恰好いい人」と思ってほしいのかもしれない。いずれにしろ、問題に真剣に向かい合っていない。

■甘い人の典型

 会社の創業者で、大株主である人や、自営業や個人事業主をする人は、「その責任は俺にある」と口にすることは少ない。そんなことを言わずとも、あらゆることに責任が常に伴うからだ。その意味での心や時間の余裕はない。問題が深刻ならば、必死に向かい合わないといけない。自分の世界に浸り、酔っていることはできない。「その責任は俺にある」とは、自分の身が守られているからこそ、口にできる言葉なのだ。「自分は、責任をとらなくともいい」と計算しているからこそ、あえて語るのだ。その意味では、したたかであるのかもしれない。

■会社の仕組みがわかっていない

 会社員とはあくまで組織の人であり、自営業や個人事業主ではない。いかなるときも、組織の一員としての考えや行動を求められる。小さな会社であれ、そのことは変わらない。「責任は自分にある」と口にする前に、その問題を部署などで迅速に解決する場合、どうするべきか、と考えないといけない。上司に早急に相談し、判断をあえぐことが必要だが、そのためにはまず、何をするべきか、と徹底して深く考えるべきなのだ。会社員は組織の力を使い、問題を解決するべきであり、それができることこそ、優秀な人なのだ。

「責任は俺にある」という言葉には、潔く、りりしい印象がある。恰好いい、と思う人がいるかもしれない。だが、そうとは言えない場合がある。今後、この言葉を発した人をよく観察してみよう。

文/吉田典史

ジャーナリスト。主に経営・社会分野で記事や本を書く。近著に「会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ」(KADOKAWA/中経出版)。

■連載/あるあるビジネス処方箋

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