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2018.02.26

平均気温が上がると鳥がブサイクになる!?深刻化する地球温暖化問題

平均気温が上がると小鳥がブサイクになる!?深刻さを増す地球温暖化のこれから

 美の基準はその地域の文化によってかなり異なるものだが、昨今の気候変動によってキリッした“北国の美男子”の劣化が進んでいるというのだが……。

■温暖化で北国のオスの小鳥がブサイクに?

 シニア層を中心にバードウォッチングの人気が再燃しているというが、確かにカラフルで美しい野鳥の姿を発見して観察できた時の嬉しさは格別なものかもしれない。だが最近、北国の小鳥のオスが、それまでの精悍な容姿を失いつつあるという。いったいどういうことなのか。

 スウェーデンの南、バルト海に浮かぶゴットランド島で30年もの間、野鳥を観察しているチームが、島に生息する小鳥の姿に変化が起っていることに気づいた。スズメ科の小鳥であるタイランチョウ(flycatcher)のオスの体表の模様がここ最近で変ってきていることがわかったのだ。

 オスのタイランチョウは繁殖シーズンを迎えると頭部に大きな白いマークがクッキリと浮かび上がり、周囲のメスたちにアピールする習性がある。このマークの大きさと鮮明さがオスとしての優秀さをあらわし、不明瞭で小さいマークのオスは“敗者”となって最悪の場合は子孫を残せないという、種としての適者生存の社会が築かれていた。

平均気温が上がると小鳥がブサイクになる!?深刻さを増す地球温暖化のこれから
Independent」より

 しかしこの彼らの習性に、最近変化があらわれてきたという。繁殖期を迎えても白いマークが目立たないオスが増えてきたというのだ。

 スウェーデン・ワプサラ大学の研究チームが生物学誌「Nature Ecology & Evolution」で発表した研究によれば、小鳥たちのこの外観の変化はグローバルな気候変動による温暖化が原因であるということだ。

 地域の温暖化により、小鳥たちの天敵の活動状況も変化している。クッキリとした大きな白いマークは、天敵に発見されやすく当然狙われるリスクも高くなる。この30年あまりの間に、春先の繁殖期シーズンの気温が平均で1.5度上昇しており、天敵の行動がそれまでよりも長い期間で活発になった。そのためタイランチョウのオスたちはその性的魅力の象徴であったマークを目立たせなくする選択を種として選んだと考えられるのだ。マークのクッキリしたオスと、目立たないオスの個体数の逆転が起きたのは1990年代半ばのことであるという。その後も今日まで残念ながら(!?)“美男子”は減り続けているということだ。

 研究チームはこの現象を“劇的な退行”とネガティブに表現しているが、その一方でこの後また別の模様を生じさせる可能性が残されており、新たな評価基準による“美人(美男)コンテスト”がはじまることも考えられるという。ひょっとすると天敵に見つからない迷彩柄(!?)の個体が美しいとされる時代がくるのだろうか!?

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