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ブームはいつまで続く?外国人にも人気のベジタブルラーメン

2017.02.22

肉や魚がNGの外国人のために作られた“ベジタブルラーメン”の魅力とは?

 2020年の東京オリンピックへ向け、各所で外国人誘致策が進められる中、世界各国のベジタリアンの人でも食べられる「ベジタブルラーメン」が日本国内で台頭してきている。このベジタブルラーメンとはどのようなものなのか、また、外国人からの評価や、日本人の感想など、新横浜ラーメン博物館の担当者の意見を聞きながら検証してみた。

■なぜ今、ベジタブルラーメンがさかんに作られているのか?

 日本のラーメンといえば、ダシは豚骨、具材はチャーシューというのが定番。主に肉や魚などの動物性食品を食べないベジタリアンの人たちには避けられていた。しかし、2020年に控えた東京オリンピックや、年々増える外国人観光客も牽引し、ぜひ日本の文化の代表的存在であるラーメンを食べてもらいたいと、外国人向けに開発が進んでいる。中でも、宗教上、豚肉や牛肉を食べない人や、動物性食品を食べないベジタリアンの人など、幅広い人たちに対応できる“ベジタブルラーメン”が注目を集めている。

■普通のラーメンとどう違う?

 そんな外国人向けのベジタブルラーメンは、普通のラーメンとどこが違うのだろうか? 10年ほど前から、様々な宗教・思想の外国からのお客さんでも食べられるラーメンを追求し、開発を続けている新横浜ラーメン博物館 営業戦略事業部の中野正博さんに、ベジタブルラーメンを作った経緯や特徴を伺った。

肉や魚がNGの外国人のために作られた“ベジタブルラーメン”の魅力とは?

「当館で初めて作ったベジタブルラーメンは、10年前にツアーで来られた、宗教上豚肉が食べられないお客様のためのもので、当時は豚骨のダシやチャーシューなどを使わない、味噌を野菜スープで割った程度の簡単なものでした。その後、来館される欧米人の中でも5~6人中、1人はベジタリアンという状況の中、徐々にニーズが高まってきたことで、よりクオリティの高いものを追求するようになりました。今では、スープはドライトマトや椎茸、昆布、ポルチーニ茸などの野菜からダシをとり、味噌や醤油などの発酵調味料を合わせて旨みを出しています。また、植物性油も重要で、ニンニクやわさびなどの香味野菜の香りを移した香油やオリーブオイルなどを使って、おいしさを引き出しています」

 このベジタブルラーメンの開発に当たって、精進料理の技法を取り入れたというが、どのように活かされているのだろうか?

「精進料理の、肉や魚を使用せず、鶏肉に似せた“がんもどき”やアワビに似せた椎茸など、“見立てて”料理する技法をそのまま使いました。例えば、『こむらさき』という店では、大豆ミートをチャーシューに、豆乳をとんこつスープに見立てて作った、見た目はまさに“とんこつラーメン”風のメニューがあります。大豆ミートは肉っぽく見えるように、わざと不恰好に作っています」

肉や魚がNGの外国人のために作られた“ベジタブルラーメン”の魅力とは?
こむらさきの「野菜だけで作った王様ラーメン」(900円・税込)

 中野さんによれば、ラーメンは五感で味わうものであり、この“見た目”によっておいしさがかなり左右されるのだそうだ。よって、新横浜ラーメン博物館の5店舗で提供されているベジタブルラーメンも、見た目にこだわっているという。

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