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【開発秘話】発売から2か月で10万台以上出荷した『ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタi』

2017.02.21

■開発を前進させたワークショップ

『バリスタi』の本体に関しては、多摩美術大学との産学共同プロジェクトで誕生し2014年10月に発売した『ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ TAMA』(以下、バリスタTAMA)をベースにした。『バリスタTAMA』との違いは、Bluetooth通信ができるようにしたことのほか、カラーリングなどデザインを若干変更した点だけだ。

 開発の焦点はアプリに盛り込む機能にあったが、盛り込む機能はすんなり決まらなかった。「オリジナルレシピづくりや、故障発生時のアラームなどは、すぐ考えついたことですが、他にも様々なアイデアが出ては消えるという状況が続きました。最後に決まったのが、『つながり』に関するものです」と高岡氏は話す。

『ネスカフェ アプリ』を使えば、コーヒーや水の量、泡立ちを自分好みに設定でき、オリジナルレシピが簡単につくれる
『ネスカフェ アプリ』を使えば、コーヒーや水の量、泡立ちを自分好みに設定でき、オリジナルレシピが簡単につくれる

 遠く離れた人とつながる機能は、お気に入り登録した友達や両親が、いつ『バリスタi』でコーヒーを淹れて楽しんだか、どんな気分でコーヒーを飲んでいるか、といったことがわかるというものである。遠隔地にいてもリアルタイムでコーヒーを楽しんだかどうかがわかるのは、『バリスタi』でコーヒーを淹れると、その情報がBluetoothで接続したスマホを介して送られてくるためである。

『ネスカフェ アプリ』にお気に入り登録した友達や家族などの『バリスタi』の利用状況や、どのような気分でコーヒーを飲んだのかはリアルタイムでわかり、離れていてもつながっていることが実感できる
『ネスカフェ アプリ』にお気に入り登録した友達や家族などの『バリスタi』の利用状況や、どのような気分でコーヒーを飲んだのかはリアルタイムでわかり、離れていてもつながっていることが実感できる

 アプリ開発は企画が出てから完成するまで、1年から1年半ほどの時間を要した。どのような機能を持たせるかについては、ワークショップを開催して決めたほどだった。

 2015年8月に日本で開催されたワークショップには、同社関係者のほかスイス本社関係者、アプリ開発会社関係者が参加し、30〜40名規模で実施。この場で様々なアイデアが出され、実現性などから決まっていった。

 ワークショップは以前から必要性を認識していたものの、実施が決まっていた訳ではなかった。実施が決まった理由の一つが、スイス本社とのコミュニケーションにあった。高岡氏は、ワークショップを開催することになった経緯を次のように話す。

「スイス本社の関係者には、日本のアプリの流行やデザインをなかなか理解してもらえませんでした。電話会議で伝えても、細かいニュアンスまで伝わらず、アプリの開発がなかなか進まないことがありました。このようなことを解決する意味もあり、ワークショップを開催しました」

 百聞は一見に如かず。日本で人気のあるアプリを、スイス本社スタッフに実際に見たり体験してもらうことで、コミュニケーションを深め、開発を前進させたのである。

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