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【開発秘話】発売から2か月で10万台以上出荷した『ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタi』

2017.02.21

■連載/ヒット商品開発秘話

 日本で一番売れているコーヒーマシンは、ネスレ日本の『ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ』(以下、バリスタ)である。2009年の発売以来、これまでに累計380万台以上を出荷している。現在、同シリーズで最も注目を集めているのが、『ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタi[アイ]』(以下、バリスタi)だ。

 2016年10月に発売された『バリスタi』は、簡単なボタン操作で5種類の本格カフェメニュー(エスプレッソタイプコーヒー、カプチーノ、カフェラテ、ブラックコーヒー、ブラックコーヒー[マグサイズ])が楽しめる『バリスタ』に、無線通信技術のBluetoothを搭載したもの。専用の『ネスカフェ アプリ』(無料)をインストールしたスマートフォンを連動させることで、スマホ上から操作できるほか、新たなコーヒーの飲み方や楽しみ方ができる。発売から2か月で、出荷台数が10万台を越える勢いで売れている。

『ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタi[アイ]』

■コーヒーの本来的な価値の一つは、つながりを生むこと

 そもそも『バリスタ』は、スイス本社から提案された開発テーマを、日本法人である同社が製品化したものだが、『バリスタi』については、同社からスイス本社に製品コンセプトや新機能を提案したという。飲料事業本部レギュラーソリュブルコーヒービジネス部の高岡二郎氏は、誕生の背景を次のように話す。

「かつては家族が一緒になってコーヒーを楽しむのが一般的でしたが、ライフスタイルの変化により、コーヒーを楽しむ時間帯が一人ひとり違うようになりました。こうした中で登場した『バリスタ』は、いつでも簡単に一杯ずつコーヒーを淹れることができることから、一人ひとりがそれぞれの時間でコーヒーを楽しむというニーズにマッチし、価値が認められました。『バリスタi』の開発は、『バリスタ』を使って生活をさらに豊かに、そして便利にできないかと考えたところから始まりました」

高岡二郎氏
ネスレ日本
飲料事業本部
レギュラーソリュブルコーヒービジネス部
マーケティングスペシャリスト
高岡二郎氏

『バリスタ』をさらに発展させ、生活をより豊かに、便利にできないかと考え始めたのは、2014年頃のこと。『バリスタi』に搭載する新機能のアイデアを、一緒に開発するスイス本社に提案したところ、新機能実現のためにBluetoothとスマホの活用を提案される。最大の特徴であるBluetoothを使ったスマホとの連動は、こうして決まった。

 大まかな仕様は決まったが、高岡氏はこの後も、価値を高めるための新機能を模索する。その末にたどり着いたのが、コーヒーを飲む人と人が「つながる」ということだった。

「コーヒー好きの人たちの生活の中に取り入れてもらうには、オリジナルレシピなどの機能だけではなく、コミュニケーションのきっかけになる機能が必要ではないかと思いました。コーヒーを飲んでいるときは“もの想い”にふけることが多く、離れて暮らす家族や友達を想起させる時間になるのではないかと思っており、遠く離れた人とつながることができる機能を付与することで、これまでにない価値を提供できるのではないかと考えました」と高岡氏。では、遠く離れた友人や両親とつながるというアイデアを発案したきっかけは何だったのであろうか? 高岡氏はこう続ける。

「コーヒーの持っている本質的な価値の一つである『つながりを生むこと』に注目しました。いま、離れている友達や両親とコーヒーを一緒に飲む時間が減ってきています。ただ、離れていてもコーヒータイムを共有したり、つながるきっかけが欲しいという思いがあるはずです。チームメンバーに聞いたところ、友達や両親と一緒にコーヒーを飲んでつながり、時間をシェアしたいというニーズはある、と確認できました」

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