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フライパンで焼けばベーコンの味に!?注目を集める「海藻食」

2017.02.18

 海苔や昆布など海藻類は和食には欠かせない食材だ。料理を彩り、ダシの決め手にもなる“名脇役”といったポジションの海藻類だが、これがメインの主食になる日が来るかもしれないというから驚きだ。しかも意外なことに「ベーコン風味」で食欲も進むという。

■通常の5倍の速さで成長しベーコンの味がする新開発の海藻

 米・オレゴン州立大学のクリス・ラングドン教授が主導する研究チームは先頃、なんと「ベーコン風味」の新種の海藻を開発して特許を取得した。この海藻は健康食品産業に革命をもたらすものになるというのだ。一般的にダルス(Dulse)と呼ばれる赤キャベツを半透明にしたようなこの海藻はミネラル、ビタミン、抗酸化物質、タンパク質をを豊富に含み、栄養面でも味の面でも主食の役目を果たせるポテンシャルを秘めた食べ物である。

「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録された際に注目された、甘味、酸味、塩味、苦味につづく第5の味覚である「うまみ」をこの海藻からふんだんに引き出せるという。そしてフライパンで焼けばベーコンのような風味を醸し出し、じゅうぶんにメインの食材になり得るということだ。

「プライパンで焼いてみたんですが、まったく海藻とは思えないベーコンのような味がしたんです。香りもまさにベーコンなんですよ」(クリス・ラングドン教授)

フライパンで焼けばベーコン味に!? 注目を集める「海藻食」
Oregon’s Agricultural Progress」より。

 もちろんダルスは北アイルランドなどをはじめヨーロッパ北部や北米などでも食べられているが、一部の地域を除いては乾燥させて粉にしたものをスムージーに混ぜたり、フレークにしたものを料理の添え物にするなど、やはりあくまでも“脇役”だ。しかし、この新開発のダルスは一躍食卓の“主役”の地位に躍り出る可能性を秘めているということだ。現在、5つの商品案が考えられているということだが、おそらく世のベジタリアンやビーガン(純粋菜食主義者)から熱い視線を浴びる食品になるだろうとラングドン教授は予測している。

フライパンで焼けばベーコン味に!? 注目を集める「海藻食」
“ベーコン味”とは意外。

◎動画はコチラ

 研究チームはそもそも、養殖アワビの餌となる栄養価の高い海藻の効率的な培養方法を研究していたのだが、その過程で新たに開発したダルスがじゅうぶん人間の食用に叶うものであると気づいたことが今回の“商品開発”の発端であるという。つまりアワビの餌だけにしておくのはもったいないということだ。このダルスをタンク内で培養する方法も確立させており、適切な環境のもとではこれまでも5倍も早く成長させることができるという。ともあれこんな話を聞いてしまった以上、一度は実際に口にしてみたくなる。ホウレン草と一緒に炒めれば“ホウレン草ベーコン”になったりして!?

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