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協同乳業が腸内で効率よく水素ガスを産生する乳飲料『ミルクde水素』を発売

2017.02.18

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

◆臨床的データが徐々に出てきた最新の水素ガス研究

 昨年末に国民生活センターが行った水素水に関する調査で、水素ガスが検出されなかった水素水があったことから、なにかと論議を呼んでいる水素ガスだが、水素ガスは腸内細菌によっておなかの中で産生されるというのはご存じだろうか。

 牛乳に含まれる乳糖が大腸まで届くと、腸内細菌によって水素ガスを産出する仕組みを利用した、腸内で効率的に水素ガスを産出する日本初の乳飲料「ミルクde水素」が、メイトーブランドの協同乳業から2月13日に新発売された。

おなかの中で水素を産生する乳飲料「ミルクde水素」とは?

 同社は長年の腸内細菌の研究で蓄積した知見を利用し、慶應義塾大学 医学部 坪田 一男教授と共同で、誰でも長時間たくさんの水素ガスを産出する研究に取り組み、新商品の開発に成功した。活性酸素と目の病気について研究している坪田教授は、2000年より最先端のアンチエイジング医学を、研究および臨床に導入。酸化ストレスやアンチエイジングにおける水素ガスの可能性を研究している。

「アンチエイジングの分野では以前から水素ガスは体によさそうだと言われていたが、抗加齢学会を作った2000年ごろは、水素は注目されていたものの眉唾だと思われていた。2007年に日本医科大の太田 成男先生が権威ある医学雑誌『ネイチャー メディスン』に水素の生体への有効性を発表。これがヒストリカルペーパーとなり多くの研究が始まった。実は水素水というのは日本だけのもので、アメリカでは水素は溶かしちゃいけないという考え方があり、アメリカではあまり研究されていないので、水素に関しては日本が独壇場ともいえる」(坪田教授)

おなかの中で水素を産生する乳飲料「ミルクde水素」とは?

 慶應義塾大学では以前から水素ガスの研究が行われており、慶應義塾大学病院では「水素ガス治療開発センター」を設立、水素ガスの生体への応用を研究している。2014年には慶應義塾大学病院で、5名の心肺停止蘇生後患者に人工呼吸器を介して水素ガス吸入を行い、安全性を実証。現在は全国に拡大して、水素ガスによる心肺停止患者に対する治療を開発している。

「水素ガスは体を酸化させる活性酸素を除去する。水素ガスは非常に小さく、細胞質でも細胞膜でもどんどん体の中に取り込まれ、細胞の奥まで浸透する。活性酸素は悪者だが、細胞を動かすのに必要になるのも活性酸素。水素ガスは必要な活性酸素は除去しない性質があり、細胞膜を通過し分散することができるため、抗酸化作用や治療として使える可能性がある」(坪田教授)

 アンチエイジングの基本に酸化ストレスコントロールがあるが、水素ガスはひとつの抗酸化の方法として期待されており、腸内細菌による水素ガス産出は新しいアンチエイジングアプローチとして注目されている。

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