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オンキヨーが作った史上最高音質のスマホ『GRANBEAT』のお手並み拝見

2017.02.18

 GRANBEATの内部設計も、実に凝った仕様となっている。CPU部とオーディオ専用基板を完全にセパレートしているのだ。

 基盤の設計は同社の「DP-X1A」をベースにしながらも、新規設計となっており、回路部分も高音質化のノウハウがつぎ込まれたコンデンサなどを使いつつ、「DP-X1A」の開発当時にはやりきれなかった高音質を狙った新規設計。特にESSENCE社製のDACであるES9018C2Mとヘッドホンアンプの9601Kのセット2基をシンメトリーで配置した設計は、同社のオーディオコンポーネントの思想を踏襲する。

 電波を受発信するスマホであることは音質設計にマイナスとなるが、そのハンデを感じさせない高音質を実現した。その一例として「音声信号のノイズを表す”SN値”において、115db以上が優れているとされていますが、エンジニアが試作品を測定した数値では121dbを実現しました。これは、『DP-X1A』と同水準で、携帯電話の通信回線3G/LTEがオンの状態でも、大差なく実現できました」(宮城社長)という。

 ポイントとなるのが3G/LTE回線の電波干渉を抑制する特許出願中のシールドと基盤設計だ。オーディオ基盤サイズは「DP-X1A」を小型化する事で、外部からのノイズ飛び込みを抑えている。また、物理的なシールドのほかに電気的な接続方法、形状に特許出願中の技術を投入した。

セパレート設計と徹底したノイズ対策による高音質化
セパレート設計と徹底したノイズ対策による高音質化

「DP-X1A」の筐体をベースに携帯回線用のアンテナが組み込まれている
「DP-X1A」の筐体をベースに携帯回線用のアンテナが組み込まれている

再生ソフトウェアも「DP-X1A」と同様に、マニアックな音質カスタマイズができるもの
再生ソフトウェアも「DP-X1A」と同様に、マニアックな音質カスタマイズができるもの

■異次元のHi-Fiサウンドを実現

 GRANBEAT流のサウンドを短時間ながら体験したところ、Xperiaなどのハイレゾスマホで体験する音とは異次元の、Hi-Fiオーディオ流の高音質なものだった。これほどの音を実現したスマホはGRANBEATにしかない領域といえよう。ハイレゾオーディオプレイヤー同様の“ブレない”作り込みがスマホに施されたことに、いちオーディオファンとして思わず感激した。

 店頭予想価格は8万4800円で、オンキヨー製品の取扱店やONKYO DIRECTのほか、楽天モバイル、MVNO事業者でも販売を予定。オーディオとして通用するハイレゾスマホの発売に今から期待大だ。

取材・文/折原 一也

PC系版元の編集職を経て2004年に独立。オーディオ・ビジュアルをメインフィールドとし、デジタル機器全般の製品記事を手がける。2009年より音元出版主催のVGP(ビジュアルグランプリ)審査員。

■連載/折原一也のAudio&Visual最前線

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